西千葉の老舗酒屋・酒舗西浦さんがお送りする「３分ドリンキング」
今回ご紹介するのは、おなじみの鳴海から新感覚なお酒が登場です

○鳴海 なるか（千葉/勝浦　東灘醸造）
　きもと純米 直詰め　生原酒YK-66
　秋田酒こまち66%精白　協会6号酵母　alc:11%

○以下、西浦さんのレビュー
現代的な低アルコール酒と伝統的な生酛の交差点にあたる新しいお酒です。
キャップを捻るとキメの細かい気泡がふわぁ〜と上がる、直詰めならではのガス感(一度開けてしまうと、ふわぁ〜はなくなります)
ほんのりと爽やかさを感じる上立香
口に含むと11％の低さを感じさせないシッカリとした濃度感
ラムネやブドウを想わせる甘く爽やかな香り
スゥ〜と伸びやかでキレイな酸←生酛ならではな味わいです
そこに新酒ならではのほろ苦さがチラリ
玩味すると、ヨーグルト様の旨みがジュわんと伸びて、鼻から抜ける香りにレモンピールや乳酸のニュアンス
本当に細かーいガスを舌先に感じて、ここからキレの良い後口に繋がっています
生酛と低アルの両者が上手に補完しあって、物足りなさは全く無い、心地良い飲み心地
あまりシッカリと冷やさない方がいいと思います
そして、せっかくの生酛なのでお燗もしてみると面白いと思います
40℃くらい上げて、味わいを膨らませる様なイメージで
あまり上げすぎると、ドライになり過ぎてしまいます
当店の取り扱いには過去に無い味わいで、嬉しい味わいでウキっと気持ちが上がりました
11％の低アル「原酒」ていうのもこのお酒のスゴイところだと思います！
飲む価値あり！
酒舗西浦さんで取り揃えているので、是非ともお試しください！