経験と知識を還元 岡本投手兼コーチ(元福岡ソフトバンク千葉市稲毛区出身)独占取材【2024年6月号】
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2024/6/6
千葉県初のプロ野球独立リーグ球団「千葉スカイセイラーズ」に今季加入した元福岡ソフトバンクホークスで千葉市稲毛区出身の岡本直也(27)投手兼任コーチ。志半ばでソフトバンク退団とはなったが、地元千葉の野球界への恩返しと、自身のNPB復帰を目標に現役と指導者の二刀流で臨んでいる岡本投手に話を聞いた。
地元千葉に帰ってきた若武者
稲毛新聞(以下・稲)千葉スカイセイラーズでのシーズンが始まって少し時間が経ちましたが今どのような心境ですか?
岡本(以下・岡)チームの環境に慣れてきました。何試合か投げさせていただき自分も現役として頑張らないといけませんが若い選手が多くて楽しいし、やり甲斐を感じています。
稲・投手コーチ兼任としてですね。
岡・コーチ兼任のお話をいただいて、自分のことで精一杯だったのが今は若い選手の指導も自分の役割になりました。これは自分自身の見識を広めるチャンスだと思っています。
稲・昨年まで福岡ソフトバンクホークスの選手だった訳ですが今との違いはどんなところですか?
岡・それはもう全てです(笑)。ホークスはNPBの中でも施設や待遇の充実ぶりはトップでしたから。多くの指導者の方々に関わっていただき非常に恵まれた時間を過ごしました。でも今の環境が不遇だとは思っていません。比べてはいけないし、どこでやっても野球は野球です。
稲・5年間の在籍でしたよね。特に印象に残ったことは?
岡・得るものはすごく多かったですが、自分は長い間肩の故障に悩まされていましたので、治療やリハビリ、身体作りに関しては非常に勉強になりました。
稲・思い出の試合とか出来事とかありますか?
岡・あまり無いんですが(苦笑)、肩の故障が癒えて初めて公式戦で勝った試合と、ナゴヤ球場での中日戦で勝って小久保監督(当時二軍)にウイニングボールをもらえたことですかね。
稲・ホークスでの経験をどのようにチームに還元できると思いますか?
岡・セイラーズにも故障を抱えた選手がいます。そういう選手が早くプレイできるように知識や私の経験を伝えていこうと思っています。リハビリの内容は多岐にわたりますので、身体のメンテナンスはもちろんですが故障中はメンタルも非常に大事です。その選手に合ったリハビリは必ずありますから。
稲・技術的なことはどうでしょう?
岡・自分は左ピッチャーなんですが、左には左にしかわからない悩みや課題もあります。自分は和田(現ソフトバンク)さんに色々とご指導いただきました。セイラーズにも左投手が4人いますので、少しでも自分の経験を伝えられればと思っています。
稲・では現役の投手として自分の特徴、持ち味はどのようなところでしょう?
岡・自分は変化球と制球で勝負するタイプです。150キロの速球を投げられる訳ではないので、コースをついて変化球で打たせて取る投球が持ち味だと思っています。
稲・早速山梨ファイアーウインズとの試合で先発して結果も出されましたね。
岡・ちょっと安心しましたし、やはり投げていて楽しかったです。
稲・今季チームがリーグに属さない特殊な状況だと言うことに関しては?
岡・これは年間を通してスケジュールの調整が出来れば全国にたくさんある独立リーグのチームや社会人、クラブチームとも試合をすることが可能なので楽しみです。
稲・NPBのチームともですか?
岡・そうですね。先日も西武ライオンズや読売ジャイアンツ、楽天イーグルスのファームとも試合をさせてもらいました。試合が組まれれば試合に向けた準備などやることは変わりません。リーグに属したメリットも当然ありますが、属さないメリットもたくさんあると思います。
稲・前向きに捉えているのですね。では今季、あるいは今後の目標を聞かせて下さい。
岡・自分は今27歳ですが、もう一度NPBで投げたいという目標があります。繰り返しになりますが、ケガをしていた期間が長かったのでホークスでの現役生活に感謝はしていますが満足はしていません。チャンスがあるなら挑戦したいですね。
稲・では最後にファンや地域の方々、稲毛新聞の読者にメッセージをお願いします。
岡・いつも応援していただきありがとうございます。今季も野球ができることに感謝し、自分の役割をしっかり果たしていきたいと思っています。そして是非球場に足を運んでいただき、スカイセイラーズの試合を見てください。皆さんの期待に応えるよう頑張ります。稲毛新聞さんは自分と同じ平成8年に創刊されたとうかがいました。同じ年、同じ稲毛区で育ったご縁を感じます。今後ともよろしくお願いいたします。
稲・今日はありがとうございました。
岡・ありがとうございました。
岡本(以下・岡)チームの環境に慣れてきました。何試合か投げさせていただき自分も現役として頑張らないといけませんが若い選手が多くて楽しいし、やり甲斐を感じています。
稲・投手コーチ兼任としてですね。
岡・コーチ兼任のお話をいただいて、自分のことで精一杯だったのが今は若い選手の指導も自分の役割になりました。これは自分自身の見識を広めるチャンスだと思っています。
稲・昨年まで福岡ソフトバンクホークスの選手だった訳ですが今との違いはどんなところですか?
岡・それはもう全てです(笑)。ホークスはNPBの中でも施設や待遇の充実ぶりはトップでしたから。多くの指導者の方々に関わっていただき非常に恵まれた時間を過ごしました。でも今の環境が不遇だとは思っていません。比べてはいけないし、どこでやっても野球は野球です。
稲・5年間の在籍でしたよね。特に印象に残ったことは?
岡・得るものはすごく多かったですが、自分は長い間肩の故障に悩まされていましたので、治療やリハビリ、身体作りに関しては非常に勉強になりました。
稲・思い出の試合とか出来事とかありますか?
岡・あまり無いんですが(苦笑)、肩の故障が癒えて初めて公式戦で勝った試合と、ナゴヤ球場での中日戦で勝って小久保監督(当時二軍)にウイニングボールをもらえたことですかね。
稲・ホークスでの経験をどのようにチームに還元できると思いますか?
岡・セイラーズにも故障を抱えた選手がいます。そういう選手が早くプレイできるように知識や私の経験を伝えていこうと思っています。リハビリの内容は多岐にわたりますので、身体のメンテナンスはもちろんですが故障中はメンタルも非常に大事です。その選手に合ったリハビリは必ずありますから。
稲・技術的なことはどうでしょう?
岡・自分は左ピッチャーなんですが、左には左にしかわからない悩みや課題もあります。自分は和田(現ソフトバンク)さんに色々とご指導いただきました。セイラーズにも左投手が4人いますので、少しでも自分の経験を伝えられればと思っています。
稲・では現役の投手として自分の特徴、持ち味はどのようなところでしょう?
岡・自分は変化球と制球で勝負するタイプです。150キロの速球を投げられる訳ではないので、コースをついて変化球で打たせて取る投球が持ち味だと思っています。
稲・早速山梨ファイアーウインズとの試合で先発して結果も出されましたね。
岡・ちょっと安心しましたし、やはり投げていて楽しかったです。
稲・今季チームがリーグに属さない特殊な状況だと言うことに関しては?
岡・これは年間を通してスケジュールの調整が出来れば全国にたくさんある独立リーグのチームや社会人、クラブチームとも試合をすることが可能なので楽しみです。
稲・NPBのチームともですか?
岡・そうですね。先日も西武ライオンズや読売ジャイアンツ、楽天イーグルスのファームとも試合をさせてもらいました。試合が組まれれば試合に向けた準備などやることは変わりません。リーグに属したメリットも当然ありますが、属さないメリットもたくさんあると思います。
稲・前向きに捉えているのですね。では今季、あるいは今後の目標を聞かせて下さい。
岡・自分は今27歳ですが、もう一度NPBで投げたいという目標があります。繰り返しになりますが、ケガをしていた期間が長かったのでホークスでの現役生活に感謝はしていますが満足はしていません。チャンスがあるなら挑戦したいですね。
稲・では最後にファンや地域の方々、稲毛新聞の読者にメッセージをお願いします。
岡・いつも応援していただきありがとうございます。今季も野球ができることに感謝し、自分の役割をしっかり果たしていきたいと思っています。そして是非球場に足を運んでいただき、スカイセイラーズの試合を見てください。皆さんの期待に応えるよう頑張ります。稲毛新聞さんは自分と同じ平成8年に創刊されたとうかがいました。同じ年、同じ稲毛区で育ったご縁を感じます。今後ともよろしくお願いいたします。
稲・今日はありがとうございました。
岡・ありがとうございました。
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