猪口邦子参議院議員に独占取材【2022年4月号】
2709
2022/4/5
以下は 2 年前に書かれた内容です
今だから語る地元千葉のことから混迷する国際事情まで
稲毛新聞(以下・稲)初代少子化大臣や男女共同参画担当大臣を務められ、国際政治学者や軍縮会議日本政府代表特命全権大使も歴任された外交が専門のお立場だと伺っていますが、近時のウクライナ情勢についてお聞かせください。
猪口議員(以下・猪)
軍事侵略は国際法違反であり、ロシアは即時停戦に応じるべきです。明白な軍事侵略に対してNATO(北大西洋条約機構)軍の軍事反撃ではなくG7(先進7か国首脳会議)主導の非軍事的、平和的な経済制裁で反撃しています。日本はG7のなかで2番目の規模の経済であり経済制裁の隊列の中核を成しています。この7か国で世界経済の5割近くを占め、また各国経済の成熟とG7の連帯の強さにより侵略国を停戦協議の外交交渉のテーブルにつかせるための経済制裁を行っています。軍事侵略に対し軍事反撃ではない、主要経済の規模と成熟と連帯で反撃する時代であり、経済は平和の促進力になります。今後国連改革を進め、G7の2番目の経済大国である日本は常任理事国入りを求める力強い外交を展開すべきです。ウクライナに対し国際法で完全禁止されているクラスター爆弾が使われていたようです。一つの爆弾から子弾が百以上も飛び出し、戦争が終わっても農地に残って子どもが被ばくしたりします。平和が回復した後には日本は金属探知機搭載のロボットなどで安全な大地を回復させる支援を行うべきですね。
稲・自民党一億総活躍推進本部長をお務めですが課題を教えてください。
猪・自民党一億総活躍推進本部では「選択的週休3日制」を提言し、昨年の6月から政府方針に反映されています。子育て、介護、レカレント教育、地方兼業などのために週休2日で間に合わないときは3日を申請することができる制度で、自助・共助を支える分野横断的な制度となり、本業を離職せずに人生の別の課題にも積極的に取り組むことが可能になる制度です。働き方改革の一種ですが、人間の幸福や社会の安定に役立つ制度に発展すると思います。中小企業への補助金など整備します。
稲・これからの千葉県にとって重要な課題は何で、それにどう対処すべきでしょうか。
猪・「千葉は宝」、これが私の標語です。農林漁業の豊かさを維持し、初代の食育大臣を務めたので、地産地消で学校給食も拡充します。私の夢は高校にも地域と協力して学校給食を導入することです。成田国際空港や圏央道など世界とつながり、首都圏を支える千葉のインフラとモビリティーの振興を進めるべきです。福祉、教育、文化活動など人間社会の基本を高い水準で維持し、リモートワーク需要も取り込んで、ポストコロナの時代の地方生活を楽しみたいという働き方新時代の舞台となるべきです。防災と治安の手本を示す県でありたいと思いますし、また自衛隊駐屯地の多い千葉は日本の安全保障への意識の高い県でありたいと思います。エネルギー安全保障のため銚子沖洋上風力発電など、新エネルギーの最前線を切り開く県でありたいですね。
稲・新型コロナウイルス感染症拡大の影響はオミクロン株の出現で新たな局面を迎えています。ウイズコロナ、またはアフターコロナに向けて何が重要だとお考えでしょうか。
猪・マスクと手洗い、3密回避は基本です。
ワクチンも有益で日本も国産ワクチン製造の能力を培うべきです。アフターコロナの新時代には大胆な働き方改革、自然環境への接近、文化芸術活動の隆盛、家族生活の充実、女性の活躍など、文明が進むことになるでしょう。日本の社会と経済がその転換点を見逃さずに、雄飛することを支えたいと思います。
稲・これまでの国民との触れ合いの中で印象に残っていることをお聞かせください。
猪・「憲法を考えるふるさと対話」をコロナ前は毎週末、千葉県のどちらかの町で行っていました。とくに動員をかけない対話シリーズでしたが、百人以上の方々が集まってくれ、有意義な意見交換ができました。またコロナ前は千葉県は祭りが盛んで、積極的に参加して楽しみました。消防出初式も地域防災を担う方々への敬意を表しに可能な限りで参加すると、会場には地域の様々な方が大勢集まっているので、楽しい会話のひとときにもなります。
稲・女性議員が増えなければならないとの世論が高まっていますが、実現のために必要なことは?
猪・雇用した女性職員が育児や介護などで離職しないですむよう前述の「選択的週休3日制度」を普及させることが最良の解決と思います。この制度は自分の初期のゼミ生(上智大学時代)が出産とともに全員離職する事実を目の当たりにして私が考え抜いた制度で、私の世代から次世代への贈り物です。海外からも注目されています。
稲・今夏の参議院議員通常選挙に千葉選挙区から3選出馬が決まっていますが小紙読者にメッセージをお願いします。
猪・続く世代、女子も含め、それぞれの職業を維持し、発展させやすい社会を作るため、私も自らの政策と議席を守り、ここ千葉から世界の平和と日本の安定に寄与したいと思います。自民党公認候補として最善の努力をしてまいります。今回このようなお話をさせていただく機会を設けて頂きありがとうございました。
※取材/3月16日
千葉市中央区の猪口邦子千葉事務所にて
猪口議員(以下・猪)
軍事侵略は国際法違反であり、ロシアは即時停戦に応じるべきです。明白な軍事侵略に対してNATO(北大西洋条約機構)軍の軍事反撃ではなくG7(先進7か国首脳会議)主導の非軍事的、平和的な経済制裁で反撃しています。日本はG7のなかで2番目の規模の経済であり経済制裁の隊列の中核を成しています。この7か国で世界経済の5割近くを占め、また各国経済の成熟とG7の連帯の強さにより侵略国を停戦協議の外交交渉のテーブルにつかせるための経済制裁を行っています。軍事侵略に対し軍事反撃ではない、主要経済の規模と成熟と連帯で反撃する時代であり、経済は平和の促進力になります。今後国連改革を進め、G7の2番目の経済大国である日本は常任理事国入りを求める力強い外交を展開すべきです。ウクライナに対し国際法で完全禁止されているクラスター爆弾が使われていたようです。一つの爆弾から子弾が百以上も飛び出し、戦争が終わっても農地に残って子どもが被ばくしたりします。平和が回復した後には日本は金属探知機搭載のロボットなどで安全な大地を回復させる支援を行うべきですね。
稲・自民党一億総活躍推進本部長をお務めですが課題を教えてください。
猪・自民党一億総活躍推進本部では「選択的週休3日制」を提言し、昨年の6月から政府方針に反映されています。子育て、介護、レカレント教育、地方兼業などのために週休2日で間に合わないときは3日を申請することができる制度で、自助・共助を支える分野横断的な制度となり、本業を離職せずに人生の別の課題にも積極的に取り組むことが可能になる制度です。働き方改革の一種ですが、人間の幸福や社会の安定に役立つ制度に発展すると思います。中小企業への補助金など整備します。
稲・これからの千葉県にとって重要な課題は何で、それにどう対処すべきでしょうか。
猪・「千葉は宝」、これが私の標語です。農林漁業の豊かさを維持し、初代の食育大臣を務めたので、地産地消で学校給食も拡充します。私の夢は高校にも地域と協力して学校給食を導入することです。成田国際空港や圏央道など世界とつながり、首都圏を支える千葉のインフラとモビリティーの振興を進めるべきです。福祉、教育、文化活動など人間社会の基本を高い水準で維持し、リモートワーク需要も取り込んで、ポストコロナの時代の地方生活を楽しみたいという働き方新時代の舞台となるべきです。防災と治安の手本を示す県でありたいと思いますし、また自衛隊駐屯地の多い千葉は日本の安全保障への意識の高い県でありたいと思います。エネルギー安全保障のため銚子沖洋上風力発電など、新エネルギーの最前線を切り開く県でありたいですね。
稲・新型コロナウイルス感染症拡大の影響はオミクロン株の出現で新たな局面を迎えています。ウイズコロナ、またはアフターコロナに向けて何が重要だとお考えでしょうか。
猪・マスクと手洗い、3密回避は基本です。
ワクチンも有益で日本も国産ワクチン製造の能力を培うべきです。アフターコロナの新時代には大胆な働き方改革、自然環境への接近、文化芸術活動の隆盛、家族生活の充実、女性の活躍など、文明が進むことになるでしょう。日本の社会と経済がその転換点を見逃さずに、雄飛することを支えたいと思います。
稲・これまでの国民との触れ合いの中で印象に残っていることをお聞かせください。
猪・「憲法を考えるふるさと対話」をコロナ前は毎週末、千葉県のどちらかの町で行っていました。とくに動員をかけない対話シリーズでしたが、百人以上の方々が集まってくれ、有意義な意見交換ができました。またコロナ前は千葉県は祭りが盛んで、積極的に参加して楽しみました。消防出初式も地域防災を担う方々への敬意を表しに可能な限りで参加すると、会場には地域の様々な方が大勢集まっているので、楽しい会話のひとときにもなります。
稲・女性議員が増えなければならないとの世論が高まっていますが、実現のために必要なことは?
猪・雇用した女性職員が育児や介護などで離職しないですむよう前述の「選択的週休3日制度」を普及させることが最良の解決と思います。この制度は自分の初期のゼミ生(上智大学時代)が出産とともに全員離職する事実を目の当たりにして私が考え抜いた制度で、私の世代から次世代への贈り物です。海外からも注目されています。
稲・今夏の参議院議員通常選挙に千葉選挙区から3選出馬が決まっていますが小紙読者にメッセージをお願いします。
猪・続く世代、女子も含め、それぞれの職業を維持し、発展させやすい社会を作るため、私も自らの政策と議席を守り、ここ千葉から世界の平和と日本の安定に寄与したいと思います。自民党公認候補として最善の努力をしてまいります。今回このようなお話をさせていただく機会を設けて頂きありがとうございました。
※取材/3月16日
千葉市中央区の猪口邦子千葉事務所にて
以上は 2 年前に書かれた内容です
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