冒険のススメ
2019/8/12
以下は 5 年前に書かれた内容です
こどもが可愛くてたまらない。
それは、どの親も同じでしょう。
でも、その愛情が時に、こどもの成長を阻害する原因になっている時もあります。
先日、電車で移動する機会を作りました。
電車に乗る機会は、田舎だと少ないのかもしれません。目的地までの交通アクセスの関係や、サクッと移動するために車を使うケースが我が家も多いです。
あんまり電車に乗らない子は、切符の買い方やホームをどう選べばいいか、電車の乗り方も分かりません。
なので、サッカー観戦とかちょっとしたイベントを設けて、こどもだけでそれを体験するように企画を仕掛けたりします。
今回も、改札口で集合しました。
先にICカードを持っている子もいますが、切符の買い方からレクチャーします。
最初くらいは教えます(^_^)
自分のいる駅はどこ?
目的地の近い駅はどこかな?
大人料金はいくらで、こどもはこうやって買うんだよ。
ボタン押してみ?
ホームの番号の下に、行き先が書いてあるよ。どっちに向かっていく電車かな?
みたいな感じです。
ゲーム感覚で、あれこれ言わないようにしています。
ゼロでは考えられないから、選択肢を選べるようにハードルは下げていますが、帰りは全部自分でやってもらいます。
そんな中、後ろから見ていたお母さんが、『そのボタン違うよ。こっち!』
『あっ、金額違うよ。100円入れて』
とか心配でたまらないようで、声をかけていましたので、その声をわざと遮っちゃいました。
サッカーの練習でも、自分で自分のことを考えられるようになり、それから周りのことも見れるようになります。
親から言われてしまうと、自分で考える作業が無くなります。
言われたことだけで育ってきた子は、サッカーや準備の様子を見てたらわかります。
練習メニューを始めても、ボヤッとしてコーチから言われてから動くようだったり。
練習の着替えを親から出してもらったり。
こどもが、というよりは、親が先に助けてしまっているケースが多いです。
大人がその子のために良かれと思って、手を差し伸べることがその子の成長に繋がらない。むしろ邪魔をしてしまう。
だから、私のいるクラブの学年では、練習試合に父兄帯同無しの通称『武者修行』や低学年でも合宿を行います。
コーチは手を差し伸べたりしません。
ただ、見守っているだけです。
大人が助けてくれないと、わかれば選手たちは自分で、自分たちでどうにかします。
それがたとえ、間違った選択をしても、それは次に繋がる経験値になります。
たかが、切符。
たかが、電車の乗り方。
小さなことですが、もっとこどもたちに任せて経験させてほしいです。
ちなみに、帰りにちょっとしたトラブルがあり、子ども1人で電車の切符を並んで買ってもらいましたが、周りの大人にも少し助けてもらいながら、ちゃんと買えましたよ。
やる時はやるんです。
たとえパパスが亡くなっても、勇者は立ち向かうんです。
やっぱりドラクエはⅤですね!
以上は 5 年前に書かれた内容です
このまとめ記事の作者
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