地域の空きスペースがアートに変身【稲毛新聞2025年9月号】
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2025/9/4
「千葉国際芸術祭2025」の一環として、JR西千葉駅近くの高架下に、建築廃材を活用したアートプロジェクト「臥遊―ガード下神殿―」が登場する。アーティストの伊東敏光さんが手がける本作は、誰もが心の奥に抱える願いや夢を「神様」に語れる場所を目指したアート空間だ。展示期間は9月19日から11月24日まで。
西千葉に「語られる神殿」出現

このプロジェクトは、地域の遊休空間と不要となった建材を再利用しながら、「人には話しづらいことでも、神様には話せる」という人間の感情に着目。伊東さんは「日本には神社があります。心が鎮まり、困ったときに自然と足が向くような場所。そんな場所をもっと身近につくりたかった」と話す。
作品の中心には、廃材などを使って制作された全長18メートルの「横たわる女神像」が設置される予定。神殿の入り口から女神像へと続くエントランスには、手作りの風鈴が飾られ、訪れる人々を迎える。
これらの風鈴は、8月11日に西千葉工作教室で開催されたワークショップで制作されたもの。小学生から大人まで幅広い世代が参加し、日常の一コマや記憶に残る風景などを絵に描き、それを元にレーザー加工機でパーツを切り出して風鈴に仕上げた。小学4年生の渡部怜一さんは、「絵画教室に通っていて、図工も大好き。お母さんにすすめられて参加しました。虫取りが好きなので、その様子を描きました」と、作品づくりを楽しんだ様子を語った。
人々の思いや記憶が集まる「ガード下神殿」。 芸術と地域が融合する今回の取り組みは、訪れた人々に静かな感動をもたらすとともに、言葉にできない思いや願いをそっと託す場になりそうだ。
作品の中心には、廃材などを使って制作された全長18メートルの「横たわる女神像」が設置される予定。神殿の入り口から女神像へと続くエントランスには、手作りの風鈴が飾られ、訪れる人々を迎える。
これらの風鈴は、8月11日に西千葉工作教室で開催されたワークショップで制作されたもの。小学生から大人まで幅広い世代が参加し、日常の一コマや記憶に残る風景などを絵に描き、それを元にレーザー加工機でパーツを切り出して風鈴に仕上げた。小学4年生の渡部怜一さんは、「絵画教室に通っていて、図工も大好き。お母さんにすすめられて参加しました。虫取りが好きなので、その様子を描きました」と、作品づくりを楽しんだ様子を語った。
人々の思いや記憶が集まる「ガード下神殿」。 芸術と地域が融合する今回の取り組みは、訪れた人々に静かな感動をもたらすとともに、言葉にできない思いや願いをそっと託す場になりそうだ。
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