[千葉の原石] 本江あおいさん(14) 船橋市立坪井中学校 【稲毛新聞2026年9月25日号】

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兄を超えたい その先は全国へ

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 兄の背中を追いかけるように始めたバスケットボール。今では「シュートを決めることが何より楽しい」と話す、本江(ほんごう)あおいさん。船橋市立坪井中学校の女子バスケットボール部でキャプテンを務め、仲間をまとめながら、自身のプレーにも磨きをかけてきた。


悔しさを次の力に

 バスケットボールを始めたきっかけは、兄がミニバスをしていたことだった。自然とボールに触れるようになり、競技の楽しさにのめり込んでいった。
 
 本江さんの強みは、得点力。そして「基礎練習が好きなこと」だという。シュートを決める華やかさだけでなく、地道な練習を続けられることも、本江さんらしさの一つだ。
 
 そんな本江さんが、これまでで一番悔しかったと振り返るのが、夏休みに兄との1対1の対戦をしたことだ。兄は現在、バスケットボールに打ち込むため、親元を離れ、岡山県で寮生活を送っている。 普段はなかなか会えない中、久しぶりに兄とバスケットボールができる貴重な機会でもあった。

「もう少しできると思っていたのに、負けてしまいました」
遠く離れた場所でバスケットボールに励む兄は、本江さんにとって昔から背中を追い続けてきた存在だ。だからこそ、本江さんは思うように戦えなかった悔しさも大きかった。

「これからお兄ちゃんを超えられるように頑張りたいです」
 悔しさを忘れるのではなく、そのまま次の力に変えていく。そんな負けず嫌いな一面も、本江さんの成長を支えている。


父が立った全国の舞台へ

 本江さんが目指すのは、高校で全国大会に出場し活躍すること。その夢には家族との深いつながりもある。
 
 本江さんの父親は、彼女が小学生の頃からバスケットボールを指導し支えてきた。そして高校時代、全国大会決勝という大舞台を経験している。全国の頂点を争う舞台を知る父の存在は、
本江さんにとって大きな目標の一つでもある。
 
 夢がかなったときには、これまで支えてくれた家族はもちろん、中学校で指導してくれた顧問の田中先生にも感謝を伝えたいという。
 
 中学校ではキャプテンとして、プレー以外にも多くのことを学んだ。仲間をまとめる難しさや責任、周囲への感謝。3年間の経験は、次のステージでも大きな財産になるはずだ。
 
 現在は受験生。そんな今の自分に送る言葉は、シンプルだ。
「ダラダラしない。高校でのバスケ生活が待っている」
 遠く岡山でバスケットボールに打ち込む兄を超え、父が経験した全国の舞台へ。そして今度は、自分自身がそこで活躍するために。
 本江あおいさんの挑戦は、まだ始まったばかりだ。

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