千葉プロレス『2AW』旗揚げ1周年記念企画『ファンが選ぶベストマッチ3選』
はじめに:このコロナ禍、いかがお過ごしだったでしょうか?
千葉市でお笑いやMC業をしております「劇団みちたか」です。
『ちばみなと.jp』ではライターとして、地域のオモローな事を見つけては記事にしたため「千葉のゆるくてちょっとタメになる」情報発信をしています。
さて、猛威を振るう新型コロナウイルスにいまでもご不便な思いをされている方もいらっしゃるかと思いますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
政府からの緊急事態宣言(令和2年4月7日~)が発令、私の住む千葉県でも飲食店をはじめとする休業対象の店舗、イベントなどは軒並み休業や中止。
「3つの密」を避ける心がけをした生活をしました。
(緊急事態)宣言が解かれたそれからも、予断を許さぬ昨今。
休業店舗の営業再開はされていくも、イベントに関しては中止や延期、無観客での開催という対応が引き続き行われています。
とか言っている間に千葉密着・発信型プロレス『2AW』が旗揚げ1周年
千葉県千葉市に道場を置く『千葉密着・発信型プロレス』2AW(ツー・エー・ダブリュー)が2019年6月1日に前身である『KAIENTAI DOJO(カイエンタイ ドージョー)』から団体名を変え再スタート。旗揚げから1周年を迎えました。
『千葉密着・発信型』のもと繰り広げられる地域活性プロレス
(写真:ファイト!ファイト!千葉城/2019年7月28日(日)@千葉市立郷土博物館)
※筆者である劇団みちたかを含めた「ちばらいぶメンバー」&2AW「梶トマト選手&チーバヤン選手」のコラボステージ
新型コロナの波に
インターネットでの無観客試合の配信へと移行するのでした。
※動画は2020年2月23日の興行(GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉)開催時。元気に来場者をおもてなしする加曽利貝塚PR大使・かそりーぬです。
勝手に旗揚げ1周年企画『2AWファンが選ぶベストマッチ』
それでも、試合開催にこぎ着けるにはあとしばらく。
少しでも早くこの事態が終息し、誰もが安心して試合会場へ来られることを願っております。
そこで、今回は試合再開を心待ちにするファンのご協力によって、ある企画を勝手に行いました。
『2AWファンが選ぶベストマッチ』と題しまして、日頃から2AWの試合をフルテンションで応援する熱烈ファン3名様選出のベストマッチをご紹介したいと思います。
皆様がそれを選ぶのに相当苦労されたのは、重々承知。
はじめて2AWの選手について知る機会の方もいらっしゃるかもしれませんが、浦島太郎状態になりつつもぜひ少しでもその選手の魅力に触れて頂ければと思います。
それでは行ってみましょう♪ワンツースリー♪
ベストマッチ①さとうゆうき2AWラストマッチ【さとうゆうきvs梶トマト】2019.12.11 新木場
ひと試合目は2AW 梶トマト選手推しのりょーくんです!
自分は2AWが大好きで自粛前までは毎週末、試合を観戦していました。
りょーくんは常にリングサイドから試合を見守る2AWの守護者みたいな貴重なファンのおひとりです。
はぃ!コロナでずっと観戦できなくてツラいです…。
早くお客さんを迎えての試合が再開されるのが待ち遠しいですねぇ。さっそくですが、りょーくんの選ぶベストマッチはなんですか?
自分の中のベストマッチは2019.12.11 新木場で行われた【さとうゆうき2AWラストマッチ】さとうゆうきvs梶トマトです
さとう選手は2AW退団後は、プロレスリング・NOAHに移籍。移籍後は覇王(はおう)とリングネームを改めて活躍し続ける名選手ですよね。
そうです。さとう選手が2AW退団を発表した折、ラストの試合はぜひシングルで戦いたいと梶選手が意思表示し、実現したシングルマッチがこの試合です。
めっちゃ、バチバチしてますねぇ!
技と技、スピードとスピードの応酬は見応え抜群で2人にしかできない試合だって思いました。序盤から熱戦が繰り広げられ、とても感動した試合だったのでベストマッチに選びました。
2014年2月には全日本プロレスのジュニアヘビー級リーグ戦、2015年9月には旭志織選手とともにNOAHのタッグリーグ戦にも出場し、他団体でも活躍。入場時のトマトダンスも必見です。(2AW Webより引用)
試合運びは一進一退するも13分42秒。得意技・レッドアイが決まり梶選手の勝利。
最後はニコニコ♪
私の推す梶選手は2AWではもちろん、他団体での活躍にも期待しているので、ぜひ色々なベルトに挑戦して欲しいです!そして2AWがもっともっと盛り上がるよう今後も応援していきます!
りょーくん、ありがとうございました!
ありがトマト!
ベストマッチ②[2AW無差別級選手権初代王者決定トーナメント Bブロック決勝戦]【ダイナソー拓真 vs 浅川紫悠】2019年8月12日(月・祝)2AW 北千住大会
続いて2AWファンが選ぶベストマッチ2試合目はこちらの猛者にご紹介頂きたいと思います。
プロレスとお酒があれば生きていける、moteki(モテキ)と申します。幼少期から兄と遊びでプロレスごっこをしているうちにファンとしてプロレスに目覚めてしまいました。『プロレス』とつくものはなんでも大好きですが2AWの試合は特に観戦が多いですし、これからも出来る限り応援に足を運びたいと思っております。
幼少期からの思い出が長じてプロレス愛に磨きがかかったいぶし銀ということですね♪
そう言って頂けますと光栄です!
(motekiさんの)アイコンも愛敬あっていいですね。
目についちゃいました?このイラスト、タンク永井選手が描いてくれた私の似顔絵なんです。もう気に入っちゃって気に入っちゃって。
選手直筆の似顔絵ですか!選手とファンのふれあい密度が濃いのも2AWの魅力ですね。
はい!今回は2AW愛満載でこれまで目の当たりにしてきたマイベストマッチをご紹介したいと思います!
私がご紹介したいと思ったベストマッチは、2019年8月12日(月・祝)北千住大会で行われた
[2AW無差別級選手権初代王者決定トーナメント Bブロック決勝戦 時間無制限1本勝負]
ダイナソー拓真 vs 浅川紫悠です!
このカード(写真)もまた白熱しましたね!
2AWの王座新設につき、団体全体で開催されたのが今トーナメントでした。
初代王者は誰だ?と予想するのが楽しい頃でしたね。そしてこのダイナソーVS浅川戦は浅川選手が苦しみぬいて生み出したチャンスのあらわれとも言えましょうか。
すこし遡りますが…
はい。この試合を語る前に少し遡りますが、初戦のさとうゆうき戦にて驚愕の敗退をした浅川選手。
(※トーナメント図はBブロック1回戦が終わった当時)
初戦で苦汁をなめる
○さとうゆうきVS●浅川紫悠(10分16秒 ニュートルネードクラッチ)
この試合は私も観ましたが、衝撃でした。さとう選手が浅川選手を丸め込んで3カウント取った瞬間は会場総立ちでした。
私の推しである浅川選手の初代王者の肩書きは儚き夢となりトップ戦線からも一歩後退かと思いました。(写真左:梶トマト選手 写真右:さとうゆうき選手(現:覇王))
ただ、そんな矢先に同じユニットを組んでいる盟友・滝澤大志選手が肺気胸によりトーナメント欠場。急きょ敗者復活のトーナメントが新木場で開催されることになったのです。(写真:滝澤大志選手)
ここから逆転劇が起きるのですね。
浅川選手は敗者復活トーナメントが開催されると3Way、梶トマト選手戦と連戦を勝ち抜き、トーナメント戦線に復帰しました。
戻りまして【ダイナソー拓真 vs 浅川紫悠】2019年8月12日(月・祝)2AW 北千住大会
さてさて話はもどりまして…。
はい。件の復帰したブロックは奇しくも同期のダイナソー拓真選手と争うBブロック決勝戦。当時のダイナソー選手は2AW旗揚げ戦で浅川選手から直接勝利を奪ってからというもの乗りに乗って連勝を重ねる絶好調状態。
向かうところ敵無しなダイナソー選手に敗者復活戦から這い上がってきた浅川選手。
試合運びも回転十字固めなどパワー以外にテクニックも駆使して3カウントを狙ってくるダイナソー選手。過去に3カウントを取られた得意技・ダイナソーボムを避けながら、反撃を試みる浅川選手。
最後は得意技のリベリオン一閃!!
試合後も王座取りへのアジテーションを行い、王座戴冠への意気込みを笑顔も交えて語った浅川選手。ファンとしても一度終わってしまった夏が戻ってきたことを実感した一戦で、とても印象に残っています。
ダイナソー戦後のトーナメント表がこちらですが、初戦敗退からの敗者復活…懐かしいワードにはなりますが長嶋巨人の「メークドラマ」かと思っちゃいました。
その後の後楽園ホールでの初代王座戴冠、数々の防衛戦で王者として2AWを引っ張っる様子は2AWファンはご存知かと思います。いろんな意味で(良くも悪くも)【プロレスに絶対はない!】を感じさせてくれた2019年の忘れられない夏です。
なんだか、お酒が飲みたくなってきましたね。
すみません、語りすぎました!
熱量がパンパン過ぎで記事編集にも厚みが出てきました。ありがとうございます!
最後にmotekiさんの推しである浅川選手についての魅力についてお願いします
浅川選手は応援していても、いつも期待以上の試合、パフォーマンスを見せてくれる選手なんです。特に他団体との対抗戦は元来の気質なのか、いつも以上に熱を帯びた試合となるので他団体出撃の試合も見逃せない。一度会場に来て、一緒に2AWを、浅川選手を応援しましょう!!
ありがとうございました!
ベストマッチ③[2AW無差別級選手権試合]【(王者)浅川紫悠 vs 滝澤大志(挑戦者)】2019年11月10日(日)TKPガーデンシティ千葉
続きましては庵(いおり)さんです
推しの2AWレスラーは最上九(もがみきゅう)選手の庵です。よろしく御願いします!
庵さんも数多くの試合を観戦する根強い2AWファンです。SNS上に挙げるイラストからも2AW愛がビシバシ伝わってきます。ここで使わせて頂いた浅川紫悠選手VS滝澤大志選手のイラストも素敵ですね!
ありがとうございます!このイラストでの試合が私にとってのベストマッチです
この試合もすごかったです。プライドのぶつかり合いを間近で見て震えました。こちらは過去、記事にもしており、多くの反響を頂きました。
【(王者)浅川紫悠 vs 滝澤大志(挑戦者)】試合のアツアツ感を写真とともにどうぞ
(王者)浅川紫悠 vs 滝澤大志(挑戦者)
ゴング!
初代王者決定トーナメントで運を味方に、最強の座を手に入れた浅川紫悠選手。
打撃の応酬。
放たれる一発一発が、気持ちが乗っているように見えて重い。
先の無差別級トーナメントで無念の欠場から復帰した滝澤選手。
実力では自分の方が上と主張。
攻防は一進一退。
滝澤選手のピンポイントにヒットし続けるチョップに浅川選手の胸が裂け、ただれ、血が滴る。
お互いのプライドがぶつかり合う「セメント」が観客の目の前であらわに。
滝澤選手の執拗な攻めに浅川選手も耐えながら、反撃のチャンスを窺う。
途中でもよおした尿意すらも忘れ見入ってしまう…。
そして29分32秒。
果てしなく続くかと思った闘いにもピリオドが…。
もはや言葉では語り尽くせないですね。
はぃ!呼吸するのも忘れそうになるくらいの白熱戦。いまはコロナ禍ですが、2AWの試合が再開したらまたきっとこんな試合が観られると信じてます!
試合再開を楽しみにこれからも2AWを応援していきましょう!ありがとうございました!
おしまいに
三人三色、ぶアツいファンの想いを顔で受け止めました。
今回、インタビューにご協力頂きましたりょーくん、motekiさん、庵さん。
誠にありがとうございました。
そして記事を読んで頂いた皆様。
わからない点もあったかとは思いますが2AWのプロレスにすこしでも振り向いて頂けたら幸いです。
また、それを支えるファンの気持ちも一緒にお伝え出来たらと今回は長編で寄稿させて頂きました。
※大スペクタクル記事にひとり勝手に「いい疲れ方」をしたと思っています。
それでは千葉密着・発信型プロレス2AWの試合が再開されるのを楽しみにしながら、今回は閉店ガラガラとさせて頂きます。
それでは、せーの!「ファイト!ファイト!ちば!」
だれもついてこーへん!(苦笑)