1/200 港湾施設06 検見川送信所をつくる
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2021/6/21
1/200RC艦船モデラーから、1/200港湾モデラーへと華麗なる転身を果たしたおいらですが、ここ最近も造船ではなく、建築しまくりの日々でありました。
まずは、今までチマチマと作りためていた背の低いストラクチャーだと、全幅180㎝もある港湾がベロ~ンと横に間延びした印象になってしまうので、垂直方向のインパクトを与えるために、背の高いハンマーヘッドクレーンをこさえてみました。
素材は、工作用紙や板目表紙、1㎜厚のボール紙など、各種厚紙であります。
まずは、キコキコとトラスを切り抜いていきます。正直申しますと、クレーンマニアでも何でもないおいらにとって、まずこの作業からして苦行以外の何者でもありません。
また、トラス構造のモデルは、組みあがってしまうと内部を塗装できなくなってしまうので、逐一塗装しながら作らないといけんので面倒くさいことこの上ありません。パーツを切り抜くのも面倒くさければ、組み立てるのも塗るのも面倒くさいという、面倒くさい地獄のような有様でございます。
苦節2週間。おいらの汗と涙と根性の結晶がやっと形になりました。おぢさん、ちょっぴり感動♡
あ、あと浮き桟橋には甲標的を積み込んでみました。岩の上で甲羅干ししている亀さんみたいで可愛いっすね。
また、司令部施設も欲しいな~なんて、うっかり思いついちゃったので、適当な建物が無いかを探していたのですが、横須賀やら呉やらの大軍港様の司令部施設は、それだけでこの港湾からはみ出ちゃうサイズになりそうなので却下。
小っちゃくていいんだよ。小っちゃくて。身の丈に合ったサイズが大切さ・・・。
ほいだら、良い物件出てきました!
こちらです。
この物件、千葉市検見川に1926年に建てられた「検見川送信所」という無線送信所の施設なのであります。プリっと丸まったアールが可愛いことこの上ない建築物でありますな♪
ちなみに、今も建物は一応現存しており(ほぼ廃墟状態ではありますが)、保存活動も行われています。
そして、何を隠そうおいらも約20年前、まだピチピチの男子大学生だった時に「検見川送信所アートプロジェクト」という活動に参加して、この施設の保存と活用の可能性について考えていたのでありました。
そんな、思い出の建物をこの港の司令部施設にしちゃいましょう(^^♪
まずは、厚紙でガンガン箱組していきます。シンプルな形状なので、あっという間に基本形態は完成!
で、角にアールを付けたり、窓枠付けたり、階段付けたり、あーだこーだやってるうちに何となくでけたw
土台部分と小物類も一気に作っちゃいます。土台の板は、厚紙にサラサラ系瞬間接着剤を染み込ませたものに薄い鉄板を重ね貼りして、桟橋に埋め込まれた磁石にくっつくいて固定されるという算段です。
そんなわけで、いきなり完成。ビバ‼
※建物の形状はできる限り正確に作りましたが、小物類は送信所ではなくて司令部施設という設定なので、架空のものです。
※建物の形状はできる限り正確に作りましたが、小物類は送信所ではなくて司令部施設という設定なので、架空のものです。
建物脇に駐車場を設置。お船仲間のすまさんから頂いたすまさん謹製の日本軍トラックは、今まさに走り出したところの様です。
しっかし、この建物おしゃれだなぁ。
ポンプ塔の後ろに、用具小屋みたいな掘っ立て小屋を設置しました。実際の司令部施設にも、だいたいこんな小屋ありそうじゃないっすか?
シンプルだけど飽きの来ない素晴らしいデザイン!設計者の吉田鉄郎氏にただただ感謝であります。
正面より。今後、建物内部に電飾を仕込み、いつの日か行われるであろう夜間走航会に向けての備えもしていこうと思います。
さて、せっかくだから、この他にも千葉市内にある歴史的な建造物をモチーフとした愉快な建物を増やしていこうかな。
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