浮かぶ港湾ジオラマ「大連港船客待合所」をつくる07
32
2025/5/12
さてさて、きたる5月24日(土)に稲毛海浜公園で予定されている走航会に向けて、大連埠頭の賑やかしを増強していきたいと思います。

前回の記事では、大連港曳船界の旗艦ともいえる「大連丸」を作りましたが、今回は港所属の給炭船というたいへんマニアックな脇役を作っていこうと思います。
この船も、「大連丸」の存在を知るきっかけとなった『大連港要覧』に記載されていました。
それによると、給炭船「撫順丸」は、排水量806t、石炭の船積能力は200t/1hというものだったそうで、他の資料に記載されていた情報によると、当時港を運営していた満鉄の大きな期待を背負って、オランダに発注されたそうです。
「給炭船」、「満鉄」、「オランダ製」といった、マニアがよだれを垂らして喜びそうな要素がパンパンに詰まった「撫順丸」ですが、その容姿も他に類を見ないくらい独特なものでありました。
この船の全長や全幅等のデータは不明で、数値的に判明したのは、「石炭用ベルトコンベアの頂部が水面上から25mの高さにある」ということだけでした!まさに幻の船というにふさわしい感じです。
おまけに、まともに船の全容が写っている写真が、上記の画像くらいしかないw
しかし、ヤフオクに出ている大連港の絵葉書を目を皿のようにして探していくと、たま~に画面の端にチラリと写り込んでいたりするので、ゲームの隠しキャラのように気が抜けないお茶目な存在なのであります。
んでもって、建造はいつものとおり紙船工法。
全長、全幅はベルトコンベアの高さから推測して、適当にでっち上げますw
特徴的な給炭用ベルトコンベアはプラ棒で組み上げました。実船は、港内を自走できたそうですが、こんなタライ船みたいなのが動いても、どうせ運動性能劣悪だろうから、今回はRC装置は組み込まず、純粋に浮かぶ飾りとして作りました。
大連埠頭の横に置くとこんなん感じです。
やっといい感じに港感がでてきてくれました♪
大連丸もご一緒に!
満鉄曳船界のエースはやっぱりカッコいいなぁ
そびえ立つ給炭用ベルトコンベア。下から見ると大迫力です!
どうせなら、埠頭のSLもプレニあたりの満鉄蒸気にしたいところですが、そんなマニアックな罐のフィギアは存在しないので、今のところは9600型とD51で我慢します。
さて、あとはお船の整備だな~。
どの船持っていこうか悩むところです。
そんでは、また~。
このまとめ記事の作者
ログインしてコメントしよう!