うすい正一県議が激白【2022年2月号】
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2022/2/9
以下は 2 年前に書かれた内容です
平成15年に県議会に初当選されて以来、地元の美浜区を中心に尽力してきた臼井正一氏。父の後を受け国政に挑戦したこともあった。これまでを振り返っての思いや、印象深かったこと、今後のことなど、小紙編集部の今村敏昭が鋭く聞いた。
20年の思いを美浜区から国政へ
稲毛新聞編集部 (以下・稲)まずは平成15年に県議会に初当選されて以来、これまでを振り返っての思いをお聞かせください。
臼井正一県議 (以下・臼)ほとんど家にいなかった父の、昼夜を分かたず公のために働く姿に憧れ、県議会議員に挑戦してから20年目を迎えました。
議員が議会の仕事に打ち込むのは当たり前で、地域にこまめに顔を出して、皆様の要望をタイムリーに知る努力をして初めて及第点をもらえると信じてきました。ところが挑戦した衆議院議員総選挙では、念願がかないませんでした。県議選に2回当選して天狗になっていたのかもしれません。思いを皆様に届ける力、皆様の思いを汲み取る力が、まだまだ足りなかったのだと思い知らされました。そんな中でも想像以上の多くの人々が、落選した私を支えてくださったことが大きな力となり、県議選再挑戦のよりどころとなりました。今は皆さんに恩返しをしたいとの気持ちでいっぱいです。
稲「真面目に努力した人が報われる社会、社会的弱者が制度の中でしっかりと救われる社会の実現」を政治信条にしていますが。
臼 社会保障制度の充実が求められている中、コツコツと働き続けてきた年金生活者の収入が生活保護受給者の収入を下回る問題があります。祖父の代より社会福祉の充実に努めてきましたし、私自身も障がい者団体の長を務める中、社会的に弱い立場の方々が社会制度の中でしっかりと救われる重要性を認識しています。そうであっても努力した人がきちんと報われる社会の仕組みを作っていかなければならないと強く感じています。
稲 これからの千葉県にとって重要な課題は何で、それにどう対応すべきだとお考えでしょうか。
臼 課題は様々ありますが、人口減少傾向の中で、首都圏の一角として他都市とのいろいろな競争に打ち勝つ魅力の創出や、それに向けての県内の地域間格差の是正が急務だと感じています。
日本の縮図だといわれている千葉県の課題解決が、我が国の行く末を左右する重大な試金石になると確信しています。
稲 新型コロナウイルス感染症拡大の影響はオミクロン株の出現で新たな局面を迎えています。ウィズコロナ、アフターコロナに向けて、何が重要だとお考えでしょうか。
臼 情報があふれていますが、大切なのは「適切に恐れる」ことだと思っています。抗体カクテル療法などの新たな治療法や、飲み薬の開発などでコロナにかかっても重症化を防ぐ方法が確立されつつあることは朗報である一方、また新たな変異株の発生もありうるからです。正しい情報を見分け、専門家の意見を踏まえた適切な対応をとることがコロナを乗り切る最善の策につながると思っています。そのためには対応策の機敏な変更をいとわず、当局のスピーディーな対策で国民の命と健康を守らなければなりません。
稲 臼井県議独自の政策、ライフワークにしていることを教えください。
臼 いろいろあります(笑)。まず、社会福祉の充実ですね。高齢者福祉や子育て支援と異なり、障がい者福祉はすべての国民に共通する課題ではない中で、多くの国民に影響を与えかねない課題だと認識して取り組んでいく必要があります。また、一口に障がい者福祉といっても「身体障がい」、「知的障がい」、「精神障がい」は全く異なる障がいであるにもかかわらず、政治的アプローチが鈍いと感じています。コロナ対策においても医療従事者への対応と障がい者福祉の従事者への対応に差があるのは大変な問題だと思っています。
スポーツの振興にも取り組んでいます。千葉県では野球やサッカーだけではなく、バスケットボールやバレーボール、アメリカンフットボールまでプロチームが誕生しています。これらのスポーツ団体と行政の協働は地域の魅力創出に大きく寄与し、地域愛を醸成するのに最も有効な手段であることに相違ありません。青少年の健全育成や生涯学習に至るまで、幅広い政策的効果を期待することができます。障がい者スポーツと、スケートボードやボルダリングなどのニュースポーツの振興にも大いに貢献したいと思っています。
稲 今夏の参議院議員通常選挙に出馬することが決まっていますが意気込みをお聞かせください。
臼 今度の参議院選挙は、正にアフターコロナ、ウィズコロナの日本社会をどう作っていくかを決める選挙になります。改選議席3のうち、自民党が公認候補を2名立てて戦うのは千葉県のみという、全国屈指の激戦区です。コロナ禍では安定政権の維持は重要であり、そのために石にかじりついても議席を勝ち取れるよう頑張ります。
稲 稲毛新聞の読者に一言お願いします。
臼 参議院選挙は千葉県全体が選挙区です。
井上裕先生や倉田寛之先生など、多くの先輩参議院議員が県議会議員経験者であるというのは、広い千葉県を理解できる素養を身につけている証左なのかもしれません。県内各地を自分の足で回り、自らの目で見て、直接お話を伺いながら、様々な事情を漏らさず国政に活かしたいと決意しています。皆様の叱咤激励をいただきたいと、切に願っております。
臼井正一県議 (以下・臼)ほとんど家にいなかった父の、昼夜を分かたず公のために働く姿に憧れ、県議会議員に挑戦してから20年目を迎えました。
議員が議会の仕事に打ち込むのは当たり前で、地域にこまめに顔を出して、皆様の要望をタイムリーに知る努力をして初めて及第点をもらえると信じてきました。ところが挑戦した衆議院議員総選挙では、念願がかないませんでした。県議選に2回当選して天狗になっていたのかもしれません。思いを皆様に届ける力、皆様の思いを汲み取る力が、まだまだ足りなかったのだと思い知らされました。そんな中でも想像以上の多くの人々が、落選した私を支えてくださったことが大きな力となり、県議選再挑戦のよりどころとなりました。今は皆さんに恩返しをしたいとの気持ちでいっぱいです。
稲「真面目に努力した人が報われる社会、社会的弱者が制度の中でしっかりと救われる社会の実現」を政治信条にしていますが。
臼 社会保障制度の充実が求められている中、コツコツと働き続けてきた年金生活者の収入が生活保護受給者の収入を下回る問題があります。祖父の代より社会福祉の充実に努めてきましたし、私自身も障がい者団体の長を務める中、社会的に弱い立場の方々が社会制度の中でしっかりと救われる重要性を認識しています。そうであっても努力した人がきちんと報われる社会の仕組みを作っていかなければならないと強く感じています。
稲 これからの千葉県にとって重要な課題は何で、それにどう対応すべきだとお考えでしょうか。
臼 課題は様々ありますが、人口減少傾向の中で、首都圏の一角として他都市とのいろいろな競争に打ち勝つ魅力の創出や、それに向けての県内の地域間格差の是正が急務だと感じています。
日本の縮図だといわれている千葉県の課題解決が、我が国の行く末を左右する重大な試金石になると確信しています。
稲 新型コロナウイルス感染症拡大の影響はオミクロン株の出現で新たな局面を迎えています。ウィズコロナ、アフターコロナに向けて、何が重要だとお考えでしょうか。
臼 情報があふれていますが、大切なのは「適切に恐れる」ことだと思っています。抗体カクテル療法などの新たな治療法や、飲み薬の開発などでコロナにかかっても重症化を防ぐ方法が確立されつつあることは朗報である一方、また新たな変異株の発生もありうるからです。正しい情報を見分け、専門家の意見を踏まえた適切な対応をとることがコロナを乗り切る最善の策につながると思っています。そのためには対応策の機敏な変更をいとわず、当局のスピーディーな対策で国民の命と健康を守らなければなりません。
稲 臼井県議独自の政策、ライフワークにしていることを教えください。
臼 いろいろあります(笑)。まず、社会福祉の充実ですね。高齢者福祉や子育て支援と異なり、障がい者福祉はすべての国民に共通する課題ではない中で、多くの国民に影響を与えかねない課題だと認識して取り組んでいく必要があります。また、一口に障がい者福祉といっても「身体障がい」、「知的障がい」、「精神障がい」は全く異なる障がいであるにもかかわらず、政治的アプローチが鈍いと感じています。コロナ対策においても医療従事者への対応と障がい者福祉の従事者への対応に差があるのは大変な問題だと思っています。
スポーツの振興にも取り組んでいます。千葉県では野球やサッカーだけではなく、バスケットボールやバレーボール、アメリカンフットボールまでプロチームが誕生しています。これらのスポーツ団体と行政の協働は地域の魅力創出に大きく寄与し、地域愛を醸成するのに最も有効な手段であることに相違ありません。青少年の健全育成や生涯学習に至るまで、幅広い政策的効果を期待することができます。障がい者スポーツと、スケートボードやボルダリングなどのニュースポーツの振興にも大いに貢献したいと思っています。
稲 今夏の参議院議員通常選挙に出馬することが決まっていますが意気込みをお聞かせください。
臼 今度の参議院選挙は、正にアフターコロナ、ウィズコロナの日本社会をどう作っていくかを決める選挙になります。改選議席3のうち、自民党が公認候補を2名立てて戦うのは千葉県のみという、全国屈指の激戦区です。コロナ禍では安定政権の維持は重要であり、そのために石にかじりついても議席を勝ち取れるよう頑張ります。
稲 稲毛新聞の読者に一言お願いします。
臼 参議院選挙は千葉県全体が選挙区です。
井上裕先生や倉田寛之先生など、多くの先輩参議院議員が県議会議員経験者であるというのは、広い千葉県を理解できる素養を身につけている証左なのかもしれません。県内各地を自分の足で回り、自らの目で見て、直接お話を伺いながら、様々な事情を漏らさず国政に活かしたいと決意しています。皆様の叱咤激励をいただきたいと、切に願っております。
取材後記…久々に会った臼井氏はまだ46歳。非常に若々しく健康的な印象。政治家としても脂が乗ってきた感じで対談していてもエネルギッシュだった。自分のやりたいことや思いに熱を感じることができた。地元愛も非常に深く、この夏の参議院選挙も千葉から国政へ思いを届けて欲しいと感じた。
以上は 2 年前に書かれた内容です
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