オリジナルウェアで人と人の繋がりと思い出づくりをお手伝い【2024年8月号】
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2024/8/1
グッティー株式会社 (千葉市花見川区)
2006年11月、伊藤公則さんが幕張本郷にて創業。好みの文字や絵柄をプリントしたTシャツやポロシャツ、スウェットなどオリジナルウェアの企画販売で好評を博している。
https://www.goodt.net/
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今回訪問させていただいたのは、オリジナルプリントウェアを販売するグッティー株式会社。代表取締役の伊藤公則さんに、本紙編集部記者・稲しん子がお話を伺いました。 みなさんは学校のサークルや地域のイベントなどで、お揃いのTシャツを着たことはありませんか? それ、もしかしたらグッティーさんのTシャツかもしれませんよ。
ネットだけで完結するのではなく、対面での打ち合わせにも対応
稲しん子(以下・稲)お客様はどのような層が多いのですか?
伊藤さん(以下・伊)メインは個人の方です。学生さんが部活や学祭で着るお揃いのTシャツなどです。他にも町内会や自治会からスタッフ用のポロシャツを作りたいといったオーダーもありますし、市町村から防犯キャップなどの注文を受けることもあります。企業の場合は展示会や季節のキャンペーンイベント用のスタッフジャンパーを作ってほしいといった依頼が多いです。あと、ラーメン屋さんや居酒屋さんなど、新たに始めるお店のユニホームを、といった注文もありますよ。
稲・商品選びから注文、決済までネットで完結するサービスが最近は多いですけれど、グッティーさんは紙のカタログも制作していらっしゃいますね。
伊・紙のカタログで安心してくれる人が一定数いますので。スマホで複数のページを開いたり閉じたり戻したり器用に使いこなす人もいますが、まったく苦手な人もいます。けれど、紙なら前後のページを行ったり来たりが誰にでもできますし、どのページのどの位置にどんな商品があるか直感的にわかるので、目的の商品を探しやすい。それが紙の良さだと思うんです。
稲・色違いを比べやすかったり、ラインアップが一覧しやすいです。
伊・価格も表組で見やすいし、ラインマーカーで印を付けたりも気軽です。紙のカタログはネットの時代に逆行するという見方もありますが、ぼくはマーケットを広げる手掛かりになると思っています。今、本当に作られなくなってきていますから、かえって若い人たちにも注目されるのではないでしょうか(笑)。
稲・お客様は全国? それとも近場が多いですか?
伊・ネットで検索すると地元を上位にして結果を表示したりするためか、問い合わせは近場が多いです。だからでしょう、実際に会って相談したいという方が少なからずいらっしゃる。だいたい週2回くらいは「そちらへ行って話を聞きたい」と言われます。つい先日も、緑区で盆踊りの同好会をやっていらっしゃる方々がお越しになりました。どんなものを作りたいのか、見本に触れていただきながら相談に乗ったところ、ものすごく安心していただけたようで、何度も「来てよかった」と仰っていました。
稲・対面で、見本を確かめながら相談できるのはすごく助かると思います。
伊・去年、東京都下から大学生がドライブがてらに来てくれた時は面白かったです。
スウェットやパーカーを試着してはスマホで撮り、仲間にSNSで送って「着た感じはこうだよ」とみんなで品定めしていました。アナログとデジタルを上手に使い分ける子たちだなと感心しました。
稲・私自身、実際にユニホームを発注する担当になったとしたら、実物は見たいです。特に生地の手触りは確かめてみないことには。
伊・そういうご要望は軽視できないと考えています。ただ「実店舗があると思った」と、アポなしでお越しになる方がいらっしゃるのですけれど、事前の連絡はほしいです。作業中や外出中の時もあり、必ずしも対応できるとは限りませんから。
稲・ホームページなどで「トラブルゼロ更新中」と謳っていらっしゃいますが、どんな工夫をなさっているのでしょうか?
伊・例えば、クレームを防ぐにはあらかじめきちんと説明すべきことを説明しておくことが大事。Tシャツって、全部同じようでも縫製に微妙な誤差があり、色も同じ染料を使って同じ条件で染めたとしても、ロットによって多少の色ブレが生じます。プリントも印圧や生地の種類などによっては小さい文字が潰れたり、細い線がきれいに出なかったりします。そういったリスクを打ち合わせの段階ですべて明らかにし、お客様にご理解いただいた上で進めるようにしているのです。
稲・できることとできないことを前もってクリアにしてくれるのは親切です。
伊・お客様には見えにくい部分の一つが在庫だと思います。Tシャツって基本的には数社のメーカーが大量に製造して備蓄しているから短納期で安く作れるのですけれど、それでも足りなくなる時があるのがTシャツという商品。
需要の多い夏期は特に動きが激しくて、朝千枚あった商品が昼にはもうない、みたいな事態が当たり前に起こります。それくらい在庫は流動的だということも、承知しておいていただけるとありがたいです。
伊藤さん(以下・伊)メインは個人の方です。学生さんが部活や学祭で着るお揃いのTシャツなどです。他にも町内会や自治会からスタッフ用のポロシャツを作りたいといったオーダーもありますし、市町村から防犯キャップなどの注文を受けることもあります。企業の場合は展示会や季節のキャンペーンイベント用のスタッフジャンパーを作ってほしいといった依頼が多いです。あと、ラーメン屋さんや居酒屋さんなど、新たに始めるお店のユニホームを、といった注文もありますよ。
稲・商品選びから注文、決済までネットで完結するサービスが最近は多いですけれど、グッティーさんは紙のカタログも制作していらっしゃいますね。
伊・紙のカタログで安心してくれる人が一定数いますので。スマホで複数のページを開いたり閉じたり戻したり器用に使いこなす人もいますが、まったく苦手な人もいます。けれど、紙なら前後のページを行ったり来たりが誰にでもできますし、どのページのどの位置にどんな商品があるか直感的にわかるので、目的の商品を探しやすい。それが紙の良さだと思うんです。
稲・色違いを比べやすかったり、ラインアップが一覧しやすいです。
伊・価格も表組で見やすいし、ラインマーカーで印を付けたりも気軽です。紙のカタログはネットの時代に逆行するという見方もありますが、ぼくはマーケットを広げる手掛かりになると思っています。今、本当に作られなくなってきていますから、かえって若い人たちにも注目されるのではないでしょうか(笑)。
稲・お客様は全国? それとも近場が多いですか?
伊・ネットで検索すると地元を上位にして結果を表示したりするためか、問い合わせは近場が多いです。だからでしょう、実際に会って相談したいという方が少なからずいらっしゃる。だいたい週2回くらいは「そちらへ行って話を聞きたい」と言われます。つい先日も、緑区で盆踊りの同好会をやっていらっしゃる方々がお越しになりました。どんなものを作りたいのか、見本に触れていただきながら相談に乗ったところ、ものすごく安心していただけたようで、何度も「来てよかった」と仰っていました。
稲・対面で、見本を確かめながら相談できるのはすごく助かると思います。
伊・去年、東京都下から大学生がドライブがてらに来てくれた時は面白かったです。
スウェットやパーカーを試着してはスマホで撮り、仲間にSNSで送って「着た感じはこうだよ」とみんなで品定めしていました。アナログとデジタルを上手に使い分ける子たちだなと感心しました。
稲・私自身、実際にユニホームを発注する担当になったとしたら、実物は見たいです。特に生地の手触りは確かめてみないことには。
伊・そういうご要望は軽視できないと考えています。ただ「実店舗があると思った」と、アポなしでお越しになる方がいらっしゃるのですけれど、事前の連絡はほしいです。作業中や外出中の時もあり、必ずしも対応できるとは限りませんから。
稲・ホームページなどで「トラブルゼロ更新中」と謳っていらっしゃいますが、どんな工夫をなさっているのでしょうか?
伊・例えば、クレームを防ぐにはあらかじめきちんと説明すべきことを説明しておくことが大事。Tシャツって、全部同じようでも縫製に微妙な誤差があり、色も同じ染料を使って同じ条件で染めたとしても、ロットによって多少の色ブレが生じます。プリントも印圧や生地の種類などによっては小さい文字が潰れたり、細い線がきれいに出なかったりします。そういったリスクを打ち合わせの段階ですべて明らかにし、お客様にご理解いただいた上で進めるようにしているのです。
稲・できることとできないことを前もってクリアにしてくれるのは親切です。
伊・お客様には見えにくい部分の一つが在庫だと思います。Tシャツって基本的には数社のメーカーが大量に製造して備蓄しているから短納期で安く作れるのですけれど、それでも足りなくなる時があるのがTシャツという商品。
需要の多い夏期は特に動きが激しくて、朝千枚あった商品が昼にはもうない、みたいな事態が当たり前に起こります。それくらい在庫は流動的だということも、承知しておいていただけるとありがたいです。
一人ですべて把握するやり方が自分には合っています
稲・事業を展開するにあたって、最も重要なことは何だとお考えですか?
伊・ネットワークでしょうか。数多くの信用できる仕入先や協力工場と信頼関係を築くこと、それに尽きるのではないかと思う。あとは、自分が手に取ってみて納得した品質の商品を売ることも心掛けています。
稲・なるほど。全体の流れをコントロールするのは大変ではありませんか?
伊・受発注も制作も経理も一人で全部見なければならないのは確かに大変ですけれど、ぼくにはその方が気性的に合っているんです。労力は増えても自分で全部把握したいと思う。誰かに助力を頼むと、何か問題が起こった時その人のせいにしてしまいそうで、それが嫌なのです。だからすべて自己責任です。
稲・今後のお仕事の計画などはいかがでしょう?
伊・これまで通り、自分の目の届く範囲内でやっていこうと思っています。オリジナルウェアの製作とは、
人と人の繋がりと思い出作りのお手伝いをすること。お客様に喜んでいただけるよう、丁寧な仕事をするのが大前提です。お客様は何も仰らないとしても、実は口に出さないだけで内心では不満があるのかもしれない、という危機感は常に持っています。
手間暇が掛かろうと、手を抜かず気を抜かずにやっていくつもりです。
稲・その真摯さ、誠実さは、お客様に伝わっていますよ、きっと。本日はありがとうございました。
伊・ネットワークでしょうか。数多くの信用できる仕入先や協力工場と信頼関係を築くこと、それに尽きるのではないかと思う。あとは、自分が手に取ってみて納得した品質の商品を売ることも心掛けています。
稲・なるほど。全体の流れをコントロールするのは大変ではありませんか?
伊・受発注も制作も経理も一人で全部見なければならないのは確かに大変ですけれど、ぼくにはその方が気性的に合っているんです。労力は増えても自分で全部把握したいと思う。誰かに助力を頼むと、何か問題が起こった時その人のせいにしてしまいそうで、それが嫌なのです。だからすべて自己責任です。
稲・今後のお仕事の計画などはいかがでしょう?
伊・これまで通り、自分の目の届く範囲内でやっていこうと思っています。オリジナルウェアの製作とは、
人と人の繋がりと思い出作りのお手伝いをすること。お客様に喜んでいただけるよう、丁寧な仕事をするのが大前提です。お客様は何も仰らないとしても、実は口に出さないだけで内心では不満があるのかもしれない、という危機感は常に持っています。
手間暇が掛かろうと、手を抜かず気を抜かずにやっていくつもりです。
稲・その真摯さ、誠実さは、お客様に伝わっていますよ、きっと。本日はありがとうございました。
このまとめ記事の作者
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