新たなフリースクールが稲毛駅前に開校【2025年7月号】
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2025/7/3
近年、教育現場では「学びの多様化」が進み、学校という枠組みにとらわれない、子どもたちの新たな学びの形が広がりを見せている。そうした流れのなか、小・中学生を対象とした新たなフリースクール「稲毛フリースクール S‐Labo(エス・ラボ)」が2025年5月、稲毛駅前に開校した。
子ども一人ひとりの「好き」を尊重した学びを提供

「稲毛フリースクール S‐Labo」は、若葉区みつわ台にあるフリースクール「Co‐Labo(コラボ)」の姉妹校として誕生。「Co‐Labo」では、プログラミングやボードゲーム、外遊び、工作など、多彩なアクティビティを通して、子どもたちの好奇心を育む取り組みを行っている。
しかし運営を続けていくに連れ、スタッフは「フリースクールという場でさえ、なじめない子どもたちがいる」という課題に直面するようになった。特に発達特性を持つ子どもたちの中には、より個別に対応した学びの環境が必要なケースがあると気づき、新たに開設したのが「稲毛フリースクール S‐Labo」だ。ここでは、パソコンやiPadなどのデジタルツールを活用しながら、子どもたちが自分の「好きなこと」にじっくり取り組める時間と空間を提供。少人数制を採用し、一人ひとりの興味・関心やペースに合わせた柔軟なサポート体制を特徴としている。
教室長を務める松尾二郎さんは、自身も不登校の子どもを持つ親だった。当時小学生だった長男に対し、「無理に学校に行かせるよりも、本人の興味を大切にしよう」と決断。長男は好きだったパソコンに触れるうちに才能を発揮し、小学6年生でグラフィック系の資格を取得したという。
その後、中学校へ進学すると学校に通うようになり、松尾さんもようやく安心したが、ある日、長男から「行きたくて行っていたわけじゃなかった」と告げられた。「本当にショックでした。でも、そこで気づかされました。学校に行っているからといって、学べているとは限らない。子どもが自分のペースで、自分の好きなことに没頭できる場所が必要なのだと。学校に行けなくても、自分を表現できる場さえあれば、子どもたちはちゃんと学び、育ちます。私の子どものように、『好き』を原動力に成長できる子が、もっともっと増えてほしいと願っています」と、松尾さんは語った。
体験会の詳細やお申込みはHPへ。
https://freeschool-co-labo.com/inage_free.html
▼所在地・千葉市稲毛区小仲台2丁目8~12 シティイナゲ301号室
しかし運営を続けていくに連れ、スタッフは「フリースクールという場でさえ、なじめない子どもたちがいる」という課題に直面するようになった。特に発達特性を持つ子どもたちの中には、より個別に対応した学びの環境が必要なケースがあると気づき、新たに開設したのが「稲毛フリースクール S‐Labo」だ。ここでは、パソコンやiPadなどのデジタルツールを活用しながら、子どもたちが自分の「好きなこと」にじっくり取り組める時間と空間を提供。少人数制を採用し、一人ひとりの興味・関心やペースに合わせた柔軟なサポート体制を特徴としている。
教室長を務める松尾二郎さんは、自身も不登校の子どもを持つ親だった。当時小学生だった長男に対し、「無理に学校に行かせるよりも、本人の興味を大切にしよう」と決断。長男は好きだったパソコンに触れるうちに才能を発揮し、小学6年生でグラフィック系の資格を取得したという。
その後、中学校へ進学すると学校に通うようになり、松尾さんもようやく安心したが、ある日、長男から「行きたくて行っていたわけじゃなかった」と告げられた。「本当にショックでした。でも、そこで気づかされました。学校に行っているからといって、学べているとは限らない。子どもが自分のペースで、自分の好きなことに没頭できる場所が必要なのだと。学校に行けなくても、自分を表現できる場さえあれば、子どもたちはちゃんと学び、育ちます。私の子どものように、『好き』を原動力に成長できる子が、もっともっと増えてほしいと願っています」と、松尾さんは語った。
体験会の詳細やお申込みはHPへ。
https://freeschool-co-labo.com/inage_free.html
▼所在地・千葉市稲毛区小仲台2丁目8~12 シティイナゲ301号室
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