フランス防護巡洋艦「デカルト」のラジコン船を作る 01~工作用紙で船体を作っちゃおう~
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2026/9/26
フランスの防護巡洋艦「レオン・ガンベッタ」の建造中に、すっかり古いおフランス艦の魅力に憑りつかれてしまったおいらは、いつもなら数か月から数年間の建造お休みモードに入るところを、間髪入れずに新造艦の製作に踏み切ったのであります!
第一次大戦やそれ以前のフランス巡洋艦について調べるにあたり、日本語で書かれた資料では、世界の艦船1998年12月号増刊「フランス巡洋艦史」がバイブルともいえる存在になると思いますが、おいらもこの本をありがた~く拝読させていただいている次第であります。次の建造艦を決めるためにページをパラパラとめくっていると、心のアンテナに引っ掛かったのが防護巡洋艦「デカルト」だったというわけです。
同型艦のパスカル 画像はWikipediaより引用
思いっきり前に突き出たプラウ・バウと顕著なタンブルホームが、いかにもおフランおスフランスしていて好感が持てますな♪ 無骨な艦橋や煙突と相まって、ブサかっこ良さ満点であります!
そんなわけで、いつものとおり1/200スケールで防護巡洋艦「デカルト」のラジコン船を作っていこうと思いま~す。
「デカルト」は、排水量3942t、全長100.7m、全幅12.95mとのこと。1/200スケールだとちょうど50センチくらいの扱いやすい大きさです。このサイズだと、船体をモノコックにすることができる紙船工法が適当なので、さっそく発泡スチロールで船体のコアを削り出しました。
この紙船工法とは、故たちまわり氏が開発された発泡スチロールの原型に、湿らせた工作用紙等を張り子のお面のように貼り付けて船体を作るやり方であり、安価・お手軽に船体を造形できる素晴らしい工作方法なのであります。
「デカルト」の船体は、上部のスポンソンや砲郭部が複雑な形なので、発泡スチロールの原型も上下2パーツに分けて切り出しました。上部は高さ1センチの発泡スチロール板から、下部は高さ5センチの発泡スチロール板からそれぞれ切り出して合体させました。
船体の加工は、カッターで大まかな形を切り出してから紙やすりで整えていきます。
発泡スチロールの原型が完成したら、薄い短冊状に切った和紙を木工ボンドを水で溶いた水溶液で船体に貼り付けていきます。これは、この後貼り付ける工作用紙を発泡スチロールにしっかりと食いつかせるための下地のような役割なのだそうです。
いよいよ、雑巾などで水分を吸わせて湿らせた工作用紙を和紙の上に現物合わせで貼り付けていくのですが、第1層は矢印のように縦方向に巻き付けるようにして木工ボンドで貼り付けていきます。できる限り左右対称に貼り付けていけると仕上がりが奇麗になると思います。
縦方向の貼り付けが終了したところ。艦尾のように曲面がきついところは、細かく切り出して丁寧に曲面に沿わせて貼り付けていきます。
湿らせた工作用紙が完全に乾いたら、サラサラ系の瞬間接着剤を全体的に塗布して、乾燥後に紙やすりで軽くサンディングしておきます。
第2層は、横方向に長く切り出した工作用紙を木工ボンドで貼り付けていきます。第1層同様、なるべく左右対称になるように作業を進めます。
船底付近のカーブがきつい場所も、湿らせた工作用紙ならしっかりと曲面に追従してくれます。
可塑性無限大の工作用紙万歳!
横方向の2層目も貼り付け終わったら、1層目同様サラサラ系瞬間接着剤を染み込ませてサンディングしておきます。
工作用紙の水分が完全に飛んだことを確認したら、原型の発泡スチロールを崩しながら抜き取ります。手で抜けにくいところはラジオペンチなどでつまんで豪快に引っこ抜きましょうw
その際に、勢い余って下地の和紙も一緒に剥ぎ取ってしまわないように注意します。
発泡スチロールを全て抜き取ると、昔のプラモデルようなバスタブ型モノコック船体が出来上がります!
ここからは防水加工をしていきます。まずは内側にFRP(手積用ポリエステル樹脂)を厚塗りします。
内側のFRPが乾燥したら、外側にも筆でFRPをたっぷりと塗り付けます。
FRPが乾いたら、軽くサンディングして表面の凹凸を取り払い、ラッカーサンディングシーラーの厚塗りを数回重ね塗りします。私の場合、水の染み込みが怖いのでいつも4層以上重ね塗りをしています。
重ね塗りしたラッカーサンディングシーラーで、船体表面はボコボコになっているので、紙やすりで平坦になるまでサンディングし、最後にタミヤパテを全体に塗布してやすり掛けして仕上げます。
甲板は1m厚のプラバンを切り出してこさえます。船体の縁は1.5㎜~2㎜(船体の厚みに合わせて)のプラ棒などを接着しておくと、見た目が整うだけではなく、断面から水が染み込み、1層目の工作用紙と2層目の工作用紙が剥離してしまう事故も防ぐことができるのでお勧めです。
これでやっと船体の完成です。紙製ですが、数時間水に浸かりっぱなしでもへっちゃらです!
また、慣れると複雑な形もこの工法で成形することができるようなので、おいらも修行を重ねて思い通りの船体を作れるようになりたいなぁ。
そんでは、また~。
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