見られるのは3月17日まで!?千葉県出土の土偶雛(どぐうびな)ラインナップ
2019/3/10
以下は 5 年前に書かれた内容です
千葉市立加曽利貝塚博物館で展示中の『土偶雛(どぐうびな)』
加曽利貝塚土器づくり同好会の会員さんが、資料をもとに千葉県出土の土偶や土器を復元製作。
ここでは3月17日までしか見られない、土偶雛のラインナップを紹介。
今回は土偶編。様々な恰好の土偶をまずはビジュアルからお楽しみください♪
加曽利貝塚土器づくり同好会の会員さんが、資料をもとに千葉県出土の土偶や土器を復元製作。
ここでは3月17日までしか見られない、土偶雛のラインナップを紹介。
今回は土偶編。様々な恰好の土偶をまずはビジュアルからお楽しみください♪
内裏雛(だいりびな)
お殿様(みみずく土偶(千葉市内野第一遺跡))&(中期/土偶(東金市鉢ヶ谷遺跡))
縄文晩期と中期の土偶。
「お内裏様とお雛様~♪」形状からしてインパクト大なお二方。
縄文晩期と中期の土偶。
「お内裏様とお雛様~♪」形状からしてインパクト大なお二方。
三人官女(さんにんかんじょ)
みみずく土偶3人衆。
奥から、佐倉市(宮内井戸作遺跡)・千葉市(園王貝塚)・手前が我孫子市(下ヶ戸宮前遺跡)にて発掘資料をもとに復元製作。
みみずく土偶の名前の由来は、鳥のみみずくに似ているから。
千葉県はみみずく土偶が多く発掘されてますが、みみずく土偶にも様々な形状があって面白いです。
奥から、佐倉市(宮内井戸作遺跡)・千葉市(園王貝塚)・手前が我孫子市(下ヶ戸宮前遺跡)にて発掘資料をもとに復元製作。
みみずく土偶の名前の由来は、鳥のみみずくに似ているから。
千葉県はみみずく土偶が多く発掘されてますが、みみずく土偶にも様々な形状があって面白いです。
五人囃子(ごにんばやし)
山形(やまがた)土偶5人衆。
山形土偶の名前の由来は、いたってシンプル。顔が山みたいなカタチをしているから!
そんな山形土偶もみみずく土偶同様、様々な山っぷりです。
ウルトラマンに登場した「ダダ」に似てるなって、思いつつも(笑)その姿に魅力を感じる筆者(僕)です。
山形土偶の名前の由来は、いたってシンプル。顔が山みたいなカタチをしているから!
そんな山形土偶もみみずく土偶同様、様々な山っぷりです。
ウルトラマンに登場した「ダダ」に似てるなって、思いつつも(笑)その姿に魅力を感じる筆者(僕)です。
五人囃子(ごにんばやし)①
千葉市(内野第一遺跡)で発掘の山形土偶
五人囃子(ごにんばやし)②
佐倉市(江原台遺跡)で発掘の山形土偶
五人囃子(ごにんばやし)③
千葉市(加曽利貝塚)で発掘の山形土偶
五人囃子(ごにんばやし)④
佐倉市(内野第一遺跡)で発掘の山形土偶。
同じ場所で見つかった山形土偶でも作者のそれぞれの感性がある為、形状に違いがありますね。
縄文人のセンスも様々ということですね。
同じ場所で見つかった山形土偶でも作者のそれぞれの感性がある為、形状に違いがありますね。
縄文人のセンスも様々ということですね。
五人囃子(ごにんばやし)⑤
千葉市(内野第一遺跡)で発掘の山形土偶。
随身(ずいじん)①
遮光器土偶(しゃこうきどぐう/佐倉市・宮内井戸作遺跡にて発掘)
遮光器とは現代でいうサングラス。
東北地方でよく見つかる土偶でございますが、佐倉市でも発掘されているのですね。
「遮光器土偶」はドラえもん『のび太の日本誕生』に出ていた土偶の形状が「ザ・土偶」という感じですが、こちらもスタイリッシュでかっこいいです。
遮光器とは現代でいうサングラス。
東北地方でよく見つかる土偶でございますが、佐倉市でも発掘されているのですね。
「遮光器土偶」はドラえもん『のび太の日本誕生』に出ていた土偶の形状が「ザ・土偶」という感じですが、こちらもスタイリッシュでかっこいいです。
随身(ずいじん)②
イノシシ型土製品(どせいひん)/袖ヶ浦市・上宮田台遺跡(左)&佐倉市・井野長割遺跡(右)にて出土。
動物も土偶になっているのですね。イノシシ以外に犬タイプの土偶もあったりと、縄文人のカタチづくりの発想力は面白いです。
動物も土偶になっているのですね。イノシシ以外に犬タイプの土偶もあったりと、縄文人のカタチづくりの発想力は面白いです。
随身(ずいじん)③
佐倉市(宮内井戸作遺跡)にて発掘の山形土偶。
こちら、同じ山形土偶も帽子をかぶっているのか、形が独特。
こちら、同じ山形土偶も帽子をかぶっているのか、形が独特。
衛士(えいし)①
佐倉市(江原台遺跡)で発掘された土偶。名前は特につけられておりませんが、衛士に位置づけられただけあって、どっしりしてます。
衛士(えいし)②
栄町・竜角寺で発掘された土偶。
縄文晩期の土偶らしく、これまた表情に味を感じます。
縄文晩期の土偶らしく、これまた表情に味を感じます。
衛士(えいし)③
袖ヶ浦市(上宮田台遺跡)で発掘された土偶。
3衛士の中で一番すばしっこそうな土偶(筆者(僕)の勝手な想像)
3衛士の中で一番すばしっこそうな土偶(筆者(僕)の勝手な想像)
3衛士(えいし)
みんな面白いし、個性たっぷりな形状の3衛士。
「人生いろいろ、土偶もいろいろ…」なんて、誰かが言ったような、言わなかったような…。
もともと縄文時代に飾り雛の風習はありませんが、同好会の皆様のひとを楽しませようという「遊び心」が為せる業でございます。
沢山の土偶をこうも、並んで見るなんてそうない機会。同好会の皆様に感謝でございます。
もともと縄文時代に飾り雛の風習はありませんが、同好会の皆様のひとを楽しませようという「遊び心」が為せる業でございます。
沢山の土偶をこうも、並んで見るなんてそうない機会。同好会の皆様に感謝でございます。
以上は 5 年前に書かれた内容です
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