10月26日(土)『思い出のこじま丸 ~千葉市海洋公民館こじまの航跡~』地域活性化シンポジウム

  2019/10/11
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千葉市の文化発掘と創造を行なう市民団体「ちば文化センター」は、令和元年10月26日(土)、千葉市美浜区高洲4丁目の「高洲スポーツセンター」セミナールームを会場に、千葉市海洋公民館「こじま」をテーマとしたシンポジウムを開催します。
もくじ

『千葉市海洋公民館 こじま』とは?

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千葉市美浜区の「高洲スポーツセンター」が建つ場所には、かつて全長約80mもある本物の船を公民館として活用した「千葉市海洋公民館 こじま」という大変ユニークな教育施設があり、埋立地の発展を見守るシンボルとして近隣の住民から愛されていました。

1998年に解体されてから20年以上の月日が流れ、「こじま」の記憶も地域の人々から徐々に忘れられつつあります。

市民団体「ちば文化センター」では、かつて埋立地のシンボルであった「こじま」の姿を写真記録の発掘と保存により後世へ残すと共に、模型やAR等の最新技術で再現し、21世紀の視点で改めて「こじま」の存在意義を問い直す活動を『こじまプロジェクト』として展開してまいります。
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今回は『こじまプロジェクト』活動の第一弾として、「こじま」の聖地ともいえる高洲スポーツセンターを会場に、地域活性化シンポジウム『思い出のこじま丸~千葉市海洋公民館こじまの航跡~』を開催します。
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高洲スポーツセンター内には『こじま展示室』があり、解体された「こじま」の舵輪や、在りし日の写真も展示されておりますので、お立ち寄りの際はぜひ併せてご覧ください。

イベントプログラム

地域活性化シンポジウム
『思い出のこじま丸~千葉市海洋公民館こじまの航跡~』

■10時
開場
■10時30分〜
第一部『基調講演・パネルディスカッション』
■12時00分〜
昼休憩
■13時00分〜
第二部『こじまが蘇る! ラジコン&AR体験会』
■14時
閉会

※会場内ではイベント開催中(10時~14時)に随時、後述の『こじまの写真募集(スキャナーでのコピー)』を行ないます

第一部 『基調講演・パネルディスカッション』

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高洲スポーツセンター・セミナールーム
午前10時30分より開催のパネルディスカッションでは、こじまの歩んだ歴史を振り返りながら、有識者たちによるパネルディスカッションで当時の「こじま」の思い出や、千葉市の埋め立てによる街の造成・文化を語ります。

パネリスト

八馬 智

八馬 智

千葉工業大学 創造工学部デザイン科学科教授
 
1969年千葉県生まれ。専門は景観デザインや産業観光など。
千葉大学にて工業デザインを学ぶ過程で土木構造物の魅力に目覚め、札幌の建設コンサルタントに入社。
設計業務を通じて土木業界にデザインの価値を埋め込もうと奮闘したものの、2004年に千葉大学に戻りデザインの教育研究に方向転換した。
その後、社会や地域の日常を寡黙に支えている「ドボク」への愛をいっそうこじらせた。
2012年に千葉工業大学に移り、現在は本職の傍らで都市鑑賞者として活動しながら、さまざまな形で土木のプロモーションを行っている。
著書に『ヨーロッパのドボクを見に行こう』(自由国民社、2015)がある。

彦坂 徹

彦坂 徹

文化遺産こじまを保存する会会員
元千葉市史編纂調査員、現千葉市公民館主事
 
幕末及び近現代史を専門とし、千葉市史編纂調査員として千葉市の歴史について調査・研究を実施。
また、文化遺産こじまを保存する会のメンバーとして、「こじま」の保存運動に当初から精力的に関わり続けている。
「こじま」に関する多数の資料を保管すると共に、公演等をとおして「こじま」の普及活動を展開している。

モデレーター

東 健一

東 健一

ちば文化センター副会長
元千葉県立美術館上席研究員
 
中学校の美術教師を本職とする傍らで千葉市の埋立地文化について研究し、こじまのラジコン模型制作やイベントでの公開、地域情報メディア「ちばみなと.jp」において「azuken」のペンネームで「埋立地歴史散歩」を執筆する等、埋立地文化の普及に努めた情報発信を行っている。


第二部『こじまが蘇る! ラジコン&AR体験会』

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高洲スポーツセンター・プール
昼の休憩を挟んで13時00分からの第二部では、会場を高洲スポーツセンター内・セミナールーム隣接の市民プールへと移動。
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200分の1スケールで精巧に再現された「こじま」のラジコン模型航行会と、秀明大学・原田研究室の協力により、AR(拡張現実)技術によって液晶画面ごしにこじまが蘇るという体験会も行われる予定です。

アナログとデジタル、2つの手法によって、千葉市美浜区、高洲の水面に「こじま」が蘇ります。

CG制作

中村 真吾(マイロン)

中村 真吾(マイロン)

モデルガンメーカやプラモデルメーカー等の模型業界において、約三十年に渡り商品の設計や開発に携わり続けている。
近年では、3Dデータを活用した3Dプリンターによる模型の制作や、VR(仮想現実)動画の作成等も手掛けている。

AR開発

原田 輝俊

原田 輝俊

秀明大学 社会情報学、教育メディア講師
 
1988年、稲毛高校2年生の時、変わりゆく埋め立て地と薄れゆく海の記憶をテーマにかつての稲毛を知る人々を取材し、NHK杯高等学校放送コンテストで入賞。
現在は大学で産学官民のプロジェクトや、無人航空機の操縦技能指導を行っている。江戸時代に大流行した「富士講」の大先達を先祖に持ち、地域の歴史民俗にも造詣が深く、子供たちの地域学習にも協力をしている。


『こじま』の写真を探しています!

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会場内では、イベント開催中(10時~14時)に随時、特設ブースで『こじまの写真募集』を行ないます。

現在、市役所や博物館などに残されている「こじま」の写真記録は驚くほど少ないため、是非、みなさまのご家庭に眠っているアルバムをお持ちより頂き、写真のコピーを保存したいと思います。

※会場のブースでスキャン・コピーさせて頂きます。
(貴重なお写真を当方が日をまたいでお預かりするようなことは無く、そのままお持ち帰り頂けます)

※ご提供いただいた画像は、今後「こじま」の普及活動に関する出版物・WEBへの掲載や、イベント等で画像資料として開示・活用させていただきますので、ご了承ください。


なお、電子メールにて写真データをお送り頂く形でも常時募集しておりますので、写真をお持ちの方は、是非ご協力を頂けますと幸いです。

■電子メールでの送り先
ccc@chibaminato.jp

ご案内・アクセス

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■イベント名
地域活性化シンポジウム「思い出のこじま丸~千葉市海洋公民館こじまの航跡~」
■開催日
令和元年10月26日(土)※雨天決行
■開催時間
午前10時(開場)~午後2時(閉会)
開場  10:00
第一部 10:30~12:00
昼休憩 12:00~13:00
第二部 13:00~14:00
■内容
かつて千葉市美浜区高洲にあり、埋め立て地の象徴でもあった千葉市海洋公民館「こじま丸」(1998年に惜しまれつつ解体)の歴史や存在価値に焦点を当てたシンポジウムを開催。
■イベント参加費
無料(申込み等は必要ありません。直接会場へお越しください)
■会場名
高洲スポーツセンター セミナールーム (千葉市美浜区高洲4-2-2)
■後援
千葉市教育委員会

※この催しは有志による市民団体「ちば文化センター」が企画を行ない、「令和元年度・美浜区地域活性化支援事業」の支援を受けて実施しています。
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※「高洲スポーツセンター」最寄り駅は、JR京葉線・稲毛海岸駅か、京成千葉線・京成稲毛駅となります。

市民団体『ちば文化センター』について

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本イベントの主催となる、千葉市内の有志が集まった市民団体「ちば文化センター」は、千葉市の歴史や魅力を様々な視点で掘り起こしながら、未来へ向けた新たな文化を創る活動を行なっています。
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■ホームページ
https://chibaminato.jp/ccc

■お問い合わせメールアドレス
ccc@chibaminato.jp

「こじま」を知る、おすすめコンテンツ

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▼ 動画で知る
『海洋公民館こじま/ちば素敵艦隊(千葉稲毛 高洲)』

▼ 記事で知る
『海防艦として生まれ、最後は公民館となった船の物語』
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このまとめ記事の作者
ちば文化センター
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千葉市の歴史シンボルを掘り下げると共に、新たな「ちば文化」を創造することで世代間の文化を紡ぐ、独自に千葉市を盛り上げる市民団体です! ...
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コメント一覧 (4件)
ガクさま
なんと!
そんな貴重なお写真があるんですね。
もし宜しければこちらのアドレスの方にご連絡頂いて、お手数ですがメールでのやり取りでも宜しいでしょうか?
ちば文化センター長
かんさく
ちば文化センター
№151-5*2022/12/1 15:24
当時のこじまの写真や最後のイベントにも参加したのでその時の式次第もあります。どちらにお送りすれば役立ちますか?
ガク
№151-4*2022/12/1 13:48
ガクさま
初めまして、ちば文化センター長の神作と申します。
只今『埋立地』の本を制作してまして、こじまのイベントは今のところ未定なんですが、継続的にこじま関連のイベントはしていきたいとは思っておりますのでその際は是非ご参加宜しくお願い致します。
ちば文化センター
№151-2*2022/12/1 9:09
こじまのイベントは今後予定ありますか?
ガク
№151-1*2022/12/1 6:24

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