西千葉の老舗酒屋が選ぶ「秋の夜長を楽しむSAKE」5選
2020/11/3
以下は 4 年前に書かれた内容です
西千葉の老舗酒屋・酒舗西浦(しゅほにしうら)さんが「秋の夜長を楽しむお酒」というテーマでおいしい日本酒をご紹介いたします。
もくじ
・ はじめに・ 今回のテーマ「秋の夜長を楽しむお酒」・ 紹介前の豆知識 「ひやおろし」と「秋あがり」とは?・ ①「若駒(わかこま) ひやおろし」栃木/小山市 若駒酒造・ ②「不老泉(ふろうせん) ひやおろし 」滋賀/高島市 上原酒造・ ③「大正の鶴(たいしょうのつる) 秋あがり」岡山/真庭市 落酒造場・ ④「花巴(はなともえ)うすにごり 」奈良/吉野 美吉野醸造・ ⑤「白老(はくろう) 若水純米 」愛知/常滑 澤田酒造・ おしまいに
はじめに
みなさん、おつかれやまです。
千葉市を拠点にお笑いやMC業をしております「劇団みちたか」です。
ちばみなと.jpではライターとして、地域のオモローな事を見つけては記事にしたため「千葉のゆるくてちょっとタメになる」情報発信をしています。
このコロナ下、新しい生活様式を意識づけた中でイベントも控えめですが開催されるようになってきた昨今。
まだまだ過ごしづらい日が続くかとは思いますが、何卒ご安全にお過ごしください。
※写真は昨年のいまごろに千葉市中央公園にて開催されたイベント「ダサイン」。筆者もMCで参加しましたが、コロナ禍前はこんなにヒッピハッピシェイクだったんですね。すこし懐かしい気持ちになっちゃいます…(郷愁)
千葉市を拠点にお笑いやMC業をしております「劇団みちたか」です。
ちばみなと.jpではライターとして、地域のオモローな事を見つけては記事にしたため「千葉のゆるくてちょっとタメになる」情報発信をしています。
このコロナ下、新しい生活様式を意識づけた中でイベントも控えめですが開催されるようになってきた昨今。
まだまだ過ごしづらい日が続くかとは思いますが、何卒ご安全にお過ごしください。
※写真は昨年のいまごろに千葉市中央公園にて開催されたイベント「ダサイン」。筆者もMCで参加しましたが、コロナ禍前はこんなにヒッピハッピシェイクだったんですね。すこし懐かしい気持ちになっちゃいます…(郷愁)
今回のテーマ「秋の夜長を楽しむお酒」
ただ、どんな状況でも楽しむことが大切ですよね。
ということで今回は『秋の夜長を楽しむお酒』というテーマで、西千葉にある老舗酒屋・酒舗西浦さんが今秋入荷したてのおすすめ銘柄をチョイスしてご紹介。
ということで今回は『秋の夜長を楽しむお酒』というテーマで、西千葉にある老舗酒屋・酒舗西浦さんが今秋入荷したてのおすすめ銘柄をチョイスしてご紹介。
酒舗西浦さんは西千葉で三代続く老舗酒屋。
老舗ならではのコネクションを活かし、千葉にはあまり出回らない日本酒やワインを全国から卸し、販売。
お酒に対する熱意と知識が売りで、フェイストゥフェイスな接客に地域のお客様から根強い支持を得ています。(店内はコロナ対策も万全です)
今記事には他媒体で試飲しながらお酒を紹介した動画も交えて各銘柄の魅力をお伝えして参ります。
コロナ下で晩酌が増えた方やもともとされている方。
ぜひ、これからの晩酌のお供候補としてご参考になさってください。
老舗ならではのコネクションを活かし、千葉にはあまり出回らない日本酒やワインを全国から卸し、販売。
お酒に対する熱意と知識が売りで、フェイストゥフェイスな接客に地域のお客様から根強い支持を得ています。(店内はコロナ対策も万全です)
今記事には他媒体で試飲しながらお酒を紹介した動画も交えて各銘柄の魅力をお伝えして参ります。
コロナ下で晩酌が増えた方やもともとされている方。
ぜひ、これからの晩酌のお供候補としてご参考になさってください。
紹介前の豆知識 「ひやおろし」と「秋あがり」とは?
とまあ、紹介前にひとつ情報をば。
ご紹介するお酒の中には「ひやおろし」「秋あがり」という言葉が出てきますが、どちらも秋到来のお酒のことを言います。
日本酒は、季節の移ろいによって様々な味わいを見せます。
ひやおろしは、春に搾った酒を秋まで貯蔵、そして出荷されるお酒です。
ひと夏寝かせることにより、角(カド)が取れ、香りも落ち着きまろやかな味わいを生み出すのがそれです。
うまみしっかりな「ひやおろし」。
そして夏を越えて秋口に熟成した状態のことを「秋あがり」と呼ぶそうです。(劇団みちたか調べ)
ひやおろしと秋あがり、秋酒にも様々あるんですね。
この他にも専門用語は出るかとは思いますが、今回はこの2ワードを覚えて帰ってください。
知らない用語について詳しく知りたい方は、ぜひ酒舗西浦さんへお気軽にご来店して聞いてみてください。
ご紹介するお酒の中には「ひやおろし」「秋あがり」という言葉が出てきますが、どちらも秋到来のお酒のことを言います。
日本酒は、季節の移ろいによって様々な味わいを見せます。
ひやおろしは、春に搾った酒を秋まで貯蔵、そして出荷されるお酒です。
ひと夏寝かせることにより、角(カド)が取れ、香りも落ち着きまろやかな味わいを生み出すのがそれです。
うまみしっかりな「ひやおろし」。
そして夏を越えて秋口に熟成した状態のことを「秋あがり」と呼ぶそうです。(劇団みちたか調べ)
ひやおろしと秋あがり、秋酒にも様々あるんですね。
この他にも専門用語は出るかとは思いますが、今回はこの2ワードを覚えて帰ってください。
知らない用語について詳しく知りたい方は、ぜひ酒舗西浦さんへお気軽にご来店して聞いてみてください。
また、動画では相性のよいお食事もお知らせしております。
ぜひ、お酒と料理のおいしいタッグをお試しください。
※劇団みちたか個人としては秋の味覚・焼き芋と併せてみたいです(笑)
それではさっそくいってましょう♪レッ酒(レッツ)GO♪
ぜひ、お酒と料理のおいしいタッグをお試しください。
※劇団みちたか個人としては秋の味覚・焼き芋と併せてみたいです(笑)
それではさっそくいってましょう♪レッ酒(レッツ)GO♪
①「若駒(わかこま) ひやおろし」栃木/小山市 若駒酒造
秋の夜長を楽しむお酒。
まずは一本目。栃木/小山市「若駒(わかこま) ひやおろし」です。
西浦さん曰く、「柔らかな旨みがジュワ〜熟成感がしっかりと、ゆるゆると飲みたくなる柔らかさが出てきました」
まずは一本目。栃木/小山市「若駒(わかこま) ひやおろし」です。
西浦さん曰く、「柔らかな旨みがジュワ〜熟成感がしっかりと、ゆるゆると飲みたくなる柔らかさが出てきました」
《西浦さん解説》
○雄町70 瓶火入れ無濾過原酒 2019
若駒の熟成酒は面白い!
他の秋酒と比べてしっかり熟成感が入って、「秋」を感じさせてくれます!
角がなくて柔らかな口当たりに、ジュワ〜と広がるドライフルーツ的な旨み。
お米のおコゲやキャラメルフルーツケーキの香ばしさ、後口にビターキャラメルやカフェアメリカーノのほろ苦さがほんのり。
常温〜熱燗で、この時季の食事の真骨頂を楽しめます。
○雄町70 瓶火入れ無濾過原酒 2019
若駒の熟成酒は面白い!
他の秋酒と比べてしっかり熟成感が入って、「秋」を感じさせてくれます!
角がなくて柔らかな口当たりに、ジュワ〜と広がるドライフルーツ的な旨み。
お米のおコゲやキャラメルフルーツケーキの香ばしさ、後口にビターキャラメルやカフェアメリカーノのほろ苦さがほんのり。
常温〜熱燗で、この時季の食事の真骨頂を楽しめます。
②「不老泉(ふろうせん) ひやおろし 」滋賀/高島市 上原酒造
西浦さん「山田錦仕込みが例年人気ですが、個人的には玉栄が好きです」
※使う米が違うだけで味に違いが生まれます。飲み比べがおすすめですね。
※使う米が違うだけで味に違いが生まれます。飲み比べがおすすめですね。
《西浦さん解説》
今年も山廃純吟2種です。
「ひやおろし」だから9月に入って出荷ということではなく、キチンと熟成具合を見てからの出荷というのが良心的です。
○不老泉
・山廃仕込 純米吟醸 木桶仕込 ひやおろし
滋賀県産玉栄55%精白 酵母無添加
・山廃仕込 純米吟醸 ひやおろし
滋賀県産山田錦55%精白 酵母無添加
今年も山廃純吟2種です。
「ひやおろし」だから9月に入って出荷ということではなく、キチンと熟成具合を見てからの出荷というのが良心的です。
○不老泉
・山廃仕込 純米吟醸 木桶仕込 ひやおろし
滋賀県産玉栄55%精白 酵母無添加
・山廃仕込 純米吟醸 ひやおろし
滋賀県産山田錦55%精白 酵母無添加
③「大正の鶴(たいしょうのつる) 秋あがり」岡山/真庭市 落酒造場
西浦さん「大正の鶴は熟成してこそ真価を発揮します」
○大正の鶴
特別純米無濾過原酒 秋あがり2019BY 一回火入れ
契約栽培備前赤磐赤坂産朝日60%精白
○大正の鶴
特別純米無濾過原酒 秋あがり2019BY 一回火入れ
契約栽培備前赤磐赤坂産朝日60%精白
《西浦さん解説》
今回の「秋あがり」はしぼりたてのお酒をそのまま(無濾過火入れ)瓶詰め急冷を行い、香味・旨みを封じ込め、蔵内常温熟成させた限定品です。ー(蔵元資料より)
火入れ・瓶詰め後3か月冷蔵庫保存の後、常温熟成という変則的な調熟を施された興味深いお酒です
上立香はまだ若さを窺わせる感じ。
口に含むと、柔らかな口当たりと同時に原酒ならではのピリリとした刺激
そのあとからほんのり熟成感のある香ばしいお米の旨みがジワ〜りやっと飲み頃の入り口になった様な印象
酸化熟成で更に味伸びが楽しみな味わいです。
高いアルコールの刺激があるので、加水するのもあり。
ノンビリと晩酌で楽しみたい、正しい地酒だと思います。
今回の「秋あがり」はしぼりたてのお酒をそのまま(無濾過火入れ)瓶詰め急冷を行い、香味・旨みを封じ込め、蔵内常温熟成させた限定品です。ー(蔵元資料より)
火入れ・瓶詰め後3か月冷蔵庫保存の後、常温熟成という変則的な調熟を施された興味深いお酒です
上立香はまだ若さを窺わせる感じ。
口に含むと、柔らかな口当たりと同時に原酒ならではのピリリとした刺激
そのあとからほんのり熟成感のある香ばしいお米の旨みがジワ〜りやっと飲み頃の入り口になった様な印象
酸化熟成で更に味伸びが楽しみな味わいです。
高いアルコールの刺激があるので、加水するのもあり。
ノンビリと晩酌で楽しみたい、正しい地酒だと思います。
④「花巴(はなともえ)うすにごり 」奈良/吉野 美吉野醸造
西浦さん「生酒であっても花巴のお酒は熟成してこそ本来の味わいを楽しめる」と私は考えています
○花巴 山廃純米吟醸 無濾過生原酒2018by
うすにごり 酵母無添加
○花巴 山廃純米吟醸 無濾過生原酒2018by
うすにごり 酵母無添加
《西浦さん解説》
熟成して花開くジューシィ。
花巴は2018by辺りから「酸」を意識したお酒造りに進化しています。
余計な甘さというか、贅肉感と言ってもいい味の多さを削ぎ落としてきています。
ベースは蔵付き酵母を活かしたしっかりとした発酵。
「酸」に重きを置くと、出来立てはどうしてもシャープな酸っぱ辛いお酒になってしまいます。
しっかりと寝かせると、引き締まっていた味わいが柔らかくなり、旨味の中からの甘みが出てきてふくよかなお酒に変化。
花巴の中でも1番飲み易い、特に熟成の美味しさを感じられると思います。
熟成して花開くジューシィ。
花巴は2018by辺りから「酸」を意識したお酒造りに進化しています。
余計な甘さというか、贅肉感と言ってもいい味の多さを削ぎ落としてきています。
ベースは蔵付き酵母を活かしたしっかりとした発酵。
「酸」に重きを置くと、出来立てはどうしてもシャープな酸っぱ辛いお酒になってしまいます。
しっかりと寝かせると、引き締まっていた味わいが柔らかくなり、旨味の中からの甘みが出てきてふくよかなお酒に変化。
花巴の中でも1番飲み易い、特に熟成の美味しさを感じられると思います。
⑤「白老(はくろう) 若水純米 」愛知/常滑 澤田酒造
○今回は9号酵母○
先日ご紹介した、頬杖ついた女の子ラベルのお酒の酵母違いのお酒をご紹介します!
○白老 若水純米
槽場直汲み生原酒 9号酵母 R1BY
知多半島産若水65%精白
先日ご紹介した、頬杖ついた女の子ラベルのお酒の酵母違いのお酒をご紹介します!
○白老 若水純米
槽場直汲み生原酒 9号酵母 R1BY
知多半島産若水65%精白
《西浦さん解説》
特別な造り方「槽場直汲(ふなばじかぐみ)」というおいしいひと手間。
上立香は穏やかで口に含むと入りは柔らかだけど、密度感のある濃厚な口当たりです。
パイナップルのシロップ煮、洋梨のコンポート、ラムネを想わせる風味。
甘さは糖分ではなく、原酒ならではの高いアルコールと旨味から。橙色の柑橘を想わせる綺麗な酸と槽直ならではのチリリとしたガス感でメリハリのあるキレ。
飲み下した後に昆布出汁の様な旨みを舌の上に残してフェイドアウト。
華やかで甘い香りがあるので、冷たくして飲むのがオススメです。
アルコールが高いのと、しっかりとした味わいなので、お好みの濃さに加水してもいいと思います
白ワイン用のスマートな形のグラスで飲むのも面白そう。
お燗にするなら40℃くらいのぬる燗がよいでしょうか。
当店の入り口のお酒になってくれるかな?と期待しているお酒です!
栃木の若駒や群馬の町田酒造、勝浦の鳴海のお酒が好きな方には特にチャレンジしていただきたい逸品です!
特別な造り方「槽場直汲(ふなばじかぐみ)」というおいしいひと手間。
上立香は穏やかで口に含むと入りは柔らかだけど、密度感のある濃厚な口当たりです。
パイナップルのシロップ煮、洋梨のコンポート、ラムネを想わせる風味。
甘さは糖分ではなく、原酒ならではの高いアルコールと旨味から。橙色の柑橘を想わせる綺麗な酸と槽直ならではのチリリとしたガス感でメリハリのあるキレ。
飲み下した後に昆布出汁の様な旨みを舌の上に残してフェイドアウト。
華やかで甘い香りがあるので、冷たくして飲むのがオススメです。
アルコールが高いのと、しっかりとした味わいなので、お好みの濃さに加水してもいいと思います
白ワイン用のスマートな形のグラスで飲むのも面白そう。
お燗にするなら40℃くらいのぬる燗がよいでしょうか。
当店の入り口のお酒になってくれるかな?と期待しているお酒です!
栃木の若駒や群馬の町田酒造、勝浦の鳴海のお酒が好きな方には特にチャレンジしていただきたい逸品です!
おしまいに
いかがだったでしょうか?
「秋の夜長を楽しむお酒」ということで、西浦さんのほろ酔いレクチャーでした。
造り方や酵母の違いはもちろん、蔵元さんのこだわりや杜氏さんの熱意なども相まって各銘柄それぞれ、魅力的なお酒が生まれるわけですね。
こちら気になった方はぜひ、西千葉にある酒舗西浦さんへご来店してみてください。
5選のお酒はもちろん、ご紹介しきれなかったおいしい秋酒も一緒に見ることが出来ますよ。
人生いろいろ、お酒もいろいろ。あなたに合ったお酒を酒舗西浦さんがお探しします♪
「秋の夜長を楽しむお酒」ということで、西浦さんのほろ酔いレクチャーでした。
造り方や酵母の違いはもちろん、蔵元さんのこだわりや杜氏さんの熱意なども相まって各銘柄それぞれ、魅力的なお酒が生まれるわけですね。
こちら気になった方はぜひ、西千葉にある酒舗西浦さんへご来店してみてください。
5選のお酒はもちろん、ご紹介しきれなかったおいしい秋酒も一緒に見ることが出来ますよ。
人生いろいろ、お酒もいろいろ。あなたに合ったお酒を酒舗西浦さんがお探しします♪
【記事 取材元「酒舗西浦Facebook」】
https://www.facebook.com/syuhonishiura/
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以上は 4 年前に書かれた内容です
このまとめ記事の作者
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