千葉市内で相次ぐ猫の変死体 目撃情報求む【2023年10月号】
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2023/10/4
以下は 1 年前に書かれた内容です
猫の愛護活動を続けている「10Lives美浜ねこの会」代表、佐々木由紀子さんから先月末、小紙編集部に「情報提供の呼びかけに協力してほしい」と依頼があった。話を聞いたところ、千葉市内で猫の変死体が相次いで発見されているという。
動物愛護団体が目撃情報の提供求む
6月19日(月)朝8時半ごろ、千葉市緑区椎名崎町の畑(セブンイレブン南生実町店附近)で猫2匹が不可解な死に方をしているのが発見された。「10Lives美浜ねこの会」ではこの報告を受け警察に届けたが、有力な目撃情報は未だ集まっていない。
佐々木さんによると、現場の周辺には猫の餌場となる場所もなく、死んでいたキジ白(オス)とキジ(オス)は2匹共、去勢手術はされておらず、体格がよく野良猫には見えなかったという。2匹が同じ場所で死んでいたことや猫の爪がなかったことも不可解な点だと話した。
警察が動物病院に検視依頼をした結果、事故死と判断されたが、ロードキルなど猫の死体を片づけるボランティアも行ってきた経験から、この検視報告に納得できなかった佐々木さんは「外傷がなく目が飛び出ていたので首を絞められたのかもしれないし、虐待されていた可能性も捨てきれないので事故死とは思えない」などと熱心に訴えたところ、警察は「猫の不審死」として報告をあげたという。
さらに同日、その現場から50mしか離れていない場所でカラスの死骸が発見されたとの情報が佐々木さんの元へ入った。猫の変死体が発見された場所とあまりにも近いので、佐々木さんは再び警察へ連絡。カラスは外傷がなく毒殺の可能性も考えられるということだった。
佐々木さんによると、現場の周辺には猫の餌場となる場所もなく、死んでいたキジ白(オス)とキジ(オス)は2匹共、去勢手術はされておらず、体格がよく野良猫には見えなかったという。2匹が同じ場所で死んでいたことや猫の爪がなかったことも不可解な点だと話した。
警察が動物病院に検視依頼をした結果、事故死と判断されたが、ロードキルなど猫の死体を片づけるボランティアも行ってきた経験から、この検視報告に納得できなかった佐々木さんは「外傷がなく目が飛び出ていたので首を絞められたのかもしれないし、虐待されていた可能性も捨てきれないので事故死とは思えない」などと熱心に訴えたところ、警察は「猫の不審死」として報告をあげたという。
さらに同日、その現場から50mしか離れていない場所でカラスの死骸が発見されたとの情報が佐々木さんの元へ入った。猫の変死体が発見された場所とあまりにも近いので、佐々木さんは再び警察へ連絡。カラスは外傷がなく毒殺の可能性も考えられるということだった。
近くの中学校でも猫の変死体を発見
そして7月19日(水)、最初の現場から1kmほど離れた生浜中学校の校庭で、2匹の猫がネットに絡まった姿で、足を切断され死んでいるのが発見された。学校はすでに夏休みに入っており、生徒の目には触れずに処理されたそうだ。校庭には防犯カメラが設置されていたため、学校側は当日の映像を警察に提供し現在、捜査が進められている。
佐々木さんは「距離の近い2カ所で猫の変死体が発見されたのが、6月も7月も同じ19日というのは、偶然ではないようにも思えます。これ以上何も起こらないといいですが…」と不安を隠せない様子だった。そして「人間も同じ生き物として動物の命を軽んじることは決してあってはならない」と強く語った。
佐々木さんは「距離の近い2カ所で猫の変死体が発見されたのが、6月も7月も同じ19日というのは、偶然ではないようにも思えます。これ以上何も起こらないといいですが…」と不安を隠せない様子だった。そして「人間も同じ生き物として動物の命を軽んじることは決してあってはならない」と強く語った。
動物虐待が殺人へとエスカレートした事件と言えば、平成9年の神戸連続児童殺傷事件が思い起こされるため、地域住民の不安は計り知れないものがある。そんな地域の声に地元の議員も動いた。
千葉市議会議員の椛澤洋平氏は、生浜中学校で発見された猫の変死体の件について、「10Lives美浜ねこの会」と共に、教育委員会に詳細のヒアリングを行い、「保護者への注意喚起発出」、「近隣学校の求めに応じて情報提供すること」、「全校集会で動物愛護の話を行うこと」などを確認し、第三の虐待事案防止に向けた周辺のパトロールを求めたという。
これらの猫がもし虐待により殺されたとなれば、犯人は動物愛護法により罰せられる。猫や犬など愛護動物と指定されている動物をみだりに殺傷した場合は5年以下の懲役、または500万円以下の罰金が課せられる。今後、警察で現場の映像解析が進み、事故ではなく犯罪であると判明したなら、一日でも早く犯人を捕まえてほしいものだ。
「10Lives美浜ねこの会」では、最初の発見から3カ月過ぎた今も、SNSやチラシ配布で、根気強く当時の目撃情報の提供を呼びかけている。情報をお持ちの方はメールでぜひ連絡を。
◇情報提供先メールアドレス
mihamanekonokai@gmail.com
千葉市議会議員の椛澤洋平氏は、生浜中学校で発見された猫の変死体の件について、「10Lives美浜ねこの会」と共に、教育委員会に詳細のヒアリングを行い、「保護者への注意喚起発出」、「近隣学校の求めに応じて情報提供すること」、「全校集会で動物愛護の話を行うこと」などを確認し、第三の虐待事案防止に向けた周辺のパトロールを求めたという。
これらの猫がもし虐待により殺されたとなれば、犯人は動物愛護法により罰せられる。猫や犬など愛護動物と指定されている動物をみだりに殺傷した場合は5年以下の懲役、または500万円以下の罰金が課せられる。今後、警察で現場の映像解析が進み、事故ではなく犯罪であると判明したなら、一日でも早く犯人を捕まえてほしいものだ。
「10Lives美浜ねこの会」では、最初の発見から3カ月過ぎた今も、SNSやチラシ配布で、根気強く当時の目撃情報の提供を呼びかけている。情報をお持ちの方はメールでぜひ連絡を。
◇情報提供先メールアドレス
mihamanekonokai@gmail.com
以上は 1 年前に書かれた内容です
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